猫の手借りて、オーストラリア大解剖。

オーストラリアで体験したアッと驚く事、信じられない事実をシェアします!

「頑張る」は英語にない?!

 

日本語では、よく「頑張ってね!」とか声の掛け合いが行われることがある。

 

それで、オーストラリアで気づいた事は、

 

あれっ!?

 

「頑張る」っていう表現てもしかして英語にない??

 

という事だ。。

 

私自身、オーストラリアに滞在していた約9年間

「頑張って!」と言われた記憶が全くと言っていい程ない。

 

ただ思い起こせば応援される言葉を掛けられた事は何度かある。

 

”Good luck!”

”Don't give it up!"

"You can do it!"

”Keep it up!"

 

私はこれらの言葉を掛けられたとき、応援してくれて嬉しいなとは思ったけれど「頑張って!」と言われたとは少しも思っていなかった。そしてそれが心地良くもあった。

 

私はこれらの表現をこう捉えていたから、、

 

”Good luck!” → 幸運があるといいね!

”Don't give it up!"→諦めないでね!

"You can do it!"→あなただったらできるよ!

”Keep it up!"→その調子で続けてね!

 

人によっていろんな声掛けをしてくれる人がいて、みんなそれぞれ私の事を考えて気持ちがこもっているなあと感じたものだ。

 

自分の気持ちを伝える事が日本人よりもずっと上手なオージーゆえの事だろうと思っていた。

 

だけど、驚く事に辞書によってはこれらの表現を一括りにして「頑張って!」という表現に訳してしまっているものも見かけると複雑な気持ちになる。使ってある単語が違うので何故一律にこうやって訳してしまうのか不思議に思う。

 

私は応援してくれる人が、「頑張ってね!」と声を掛けてくれることは別に嫌ではないし、どちらかといえば嬉しいけれどたまに大勢が一斉に頑張ってを投げかけてきたり人に投げかけているのを見ると凄く違和感を感じて嫌な気持ちになってしまう事もある。

 

同じ表現が一斉に聞こえたり、羅列していると感じる違和感。

日本という国は、言葉の表現にまで同調する空気があるのだろうか。。

 

気持ち悪いなあと思ってしまう事もあるが、これは感覚的に感じる事でどうしようもない。

 

ほんとに考えて言ってるの?

 

と思ってしまうし、

 

ものすごく、努力している人にこういっている人を見ると

 

えっ!あの人ってもう十分に頑張ってるじゃん!

これ以上、どう頑張れって言ってるの!?

 

と思ってしまう事もある。

 

いい大人が子供に「頑張れ!」と言っているのを見ると、

 

いやいやそんなに努力したって、上手くいかない事も世の中あるのにちゃんとアドバイスしろよ!

 

とかそういう感情が湧いてきてしまう事もある。

 

そこに気持ちは入っているのか??

ただ言っているだけの人もいるのではないのか??

 

とどうしても思ってしまう。

 

 

だから、私自身はあまり人に「頑張って」というのは好きではない。

 

だってそもそも

頑張るって、忍耐を貫き通し努力したり、気を張る事をいう訳だから、、

 

そもそも忍耐を貫き通す事がそんなにいいとは思えない。

 

効率的に目標を達成できるのだったらそれに越したことはないと思うし、時と場合によって柔軟に軌道修正する事だって物事をうまく運ぶのに重要な気がするからだ。

 

そんなに耐えてもいい事ばかりじゃないし、できれば苦労しないにこしたことが無いと私は考えるから、

 

「頑張って!」は、本当に応援している表現なんだろうか

 

と思ってしまうこともある。

 

苦労を賛美する、感情論に支配された日本特有の表現のように思えてしまう事もあるにはあってあまり気分が良くない。

 

 

”Good luck!” → 幸運があるといいね!

は世の中は努力だけでなくて、運も結果に影響する場合があるって事もよく分かってる表現だと思うし、一緒に祈ってくれている感じもする。

 

”Don't give it up!"→諦めないでね!

という表現も、その人の挑戦を支持して背中を押してる感じがするし、

 

"You can do it!"→あなただったらできるよ!

は励ましてくれてるような気がする表現。

 

”Keep it up!"→その調子で続けてね!

は、既に努力している人を認めてあげている表現のように感じる。

 

言葉を掛ける人が、その相手の様子を見て人によって色々な表現を使う。

 

人が何かに取り組んでいる時には、心のこもった言葉を掛けたい。

オーストラリアに長く滞在している間に、こういう思いが自分の中で増幅しました。

 

別に、”頑張って”が、悪い表現とは思いません。

もう少し、努力すれば達成できそうなのについつい怠けてしまっている人には言ってもいい言葉なのかもしれません。

 

でも、応援したいと思っている人間に怠けている人間がどれだけいるのかな?と考えてしまう事もあって、私はやっぱり”頑張る”という表現を人に渡すのは好きじゃないかなと思ってしまいます。

 

それに人なんて、表向きに見えている姿だけが事実なのでしょうか。

 

それぞれ色々な事を考えていて、表に見えないだけで悩んだりもがいたりしている人も多いはず、その時に我を押すように言われたって分からなくなる場合もあるのではないかと、それにただの応援の言葉ととったってもっと頑張らなくちゃってもう頑張らなくてもいいのに無意識に思ってしまう人もいそうに思います。

 

頑張り屋は”頑張って!”なんて言わなくても頑張るんですよ。

むしろ頑張ってはいけない人さえいると思っています。

 

英語表現を見習って、折角日本語もいろんな表現があるんだから何かに向き合って既に頑張っている人には言葉を選んで「頑張る」という表現以外を使いたいなと私は思っています。

 

そんなに頑張らなくても、生まれてきただけでもかなりの奇跡だし誰でも良い所はあるんだから、その人なりに生き方を決めて進んでいく事が大事な事。

 

別に頑張る事は目的でないし、必要十分な条件でもありません。

生きていく上で、その時その時を感じる事の方がよほど大事と思っています。

 

だから、”頑張る”という言葉が浮かんだらちょっと立ち止まって考える事をしていきたい。

 

 

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