猫の手借りて、オーストラリア大解剖。

オーストラリアで体験したアッと驚く事、信じられない事実をシェアします!

日本語と思ってビックリした話。

 

パースに滞在を始めたばかりで驚いた事の一つは、他人が平気で道端で雑談をしてきたり、声を掛けてくることだ。

 

最初こそ落ち着かなかったけれど、9年以上も西オーストラリアに滞在するうちに帰国するまでにはすっかり慣れて今では道端で人とお喋りできない事が少し寂しく感じる事もある。

 

人は環境で変わるんだなと自分自らがこれを体感して驚いている。

 

今では、外出時に外国人を見つけると待ってました!とばかりにアイコンタクトするような宇宙人になってしまったw

 

そんな空気を感じ取っているのか、出掛けると外国人に困っている事や道について尋ねられる事が凄く多い。その度に雑談して、パースでの懐かしい日々を思い出している。

 

他人同士がよそよそしく、目を合わせるだけで異質と思われる。そんな雰囲気にまだどうしても慣れないし、長年の癖はなかなか消えない物で気づくと通りすがりの人に目を合わせて挨拶してしまいそうになって変な目で見られてしまっている。。。

 

そんな私に変えたパースという町。

本当にいろんな人に話しかけられたものだ。。

 

特に異性で出会いを求めている人は道端でのナンパも本当に躊躇がない。ある日、まだ私がパースでの滞在がまだ慣れていない頃。郵便局に用事が済んだ帰り道、突然背後から声を掛けて来る男がいた。

 

そいつはめちゃくちゃ大きな声で、ある日本語で叫んできた。

 

「おい!!!Girl」

 

えっ!?おい!?!?

日本語???

 

恥ずかしながらその時の私は、”おい”という言葉を日本語としてしか頭で変換できていなかった。

 

”おい!!!”と言う日本語は私にはとてもインパクトが強い言葉。。。

 

日本でブラック企業に勤めていた時に、毎日のようにこの言葉を聞いていたからだ。

 

私には大嫌いな上司がいた。この親会社から出向して来た完全な老害上司は、人の迷惑も考えず家族に相手にされない寂しさを会社で埋めているのか、めちゃくちゃしつこくて人が仕事が立て込んでいても資料作成中であってもお構いなしで喋りかけてくる。

 

休憩時間、一人になりたくても。。

昼休み時間に和気あいあいと他の社員と話していてもお構いなく割り込むw

 

その図々しさは金メダル級で、いまとなっては凄いと思っている。

考えようによっては、見習うべき点なのかもしれないwww

 

しかもパソコンの事が分からないふりをしているのか、本当に分からないのか知らないが業務中でもお構いなしにそのたぐいの事を聞いてきて、人があからさまに嫌がるそぶりを見せても、教えようとするとボディータッチをしてくるし手を触ってもくるセクハラを平気で行ってくるような人だった。

 

そのエロパワハラ老害上司の口癖が、

 

「おい!!!」というもので、

 

相手をしたくないから、無視していると

どんどんボリュームをあげてその音を出してくるという暴挙に出ていた。

まるで、音波ミサイルのようだった....笑

 

おい、おいおい!!!

 

その音量がどれだけすごかったのかというと、安全基準の決まりのため耳栓必須のような現場においても、

 

おい!!!

 

と響き渡るくらいだからスゴイ。

 

 

そんなこんなで、おいは私の中では、ある種の言霊で

とっても思い出深い呪いの言葉となっていた。

 

それを、またこのパースで聞いてしまうなんて、、、

 

しかもこの”おい!!!”は、あの時に聞いたトーンと雰囲気に全くもって同じだった。

 

この大嫌いなナンパエロ野郎も

 

おい!おい!おい!!!

 

何度も言ってくる。

 

普通に挨拶しろよ。頭使えバーカ

ムカつくからその口一生閉じてろよ

叫び過ぎて、喉逝かれればいいのにな

コミュニケーション取れんやつは幼稚園からやり直せよ。

 

と心でつぶやき、足取りをどんどん早めた。

 

案の定、近くにいる仲間には笑われていてざまあみろと思ったのは言うまでもない。

 

なにーーーー!!!

私がアジア人に見えたから、おいと言う言葉で引っかかると思ったのかな。

ふざけんなよ。ナンパバカ!!

 

と思っていた。

 

しかし、この「おい!!!」という言葉。

 

私の言霊の呪いが強すぎたせいで、日本語と思い込みすぎていただけで英語にもあるというのを知識では知っていたのに頭の中に変換するのがうんと時間がかかっていた。

 

おい は 英語圏では当たり前のことだけど、

 

Oiの事だった。

 

これは発声方法により、使い方が変わる万能な言葉!!

でも音が似ているだけでなく、不思議な事に意味も同じ。

 

”おい!!!”なんだ。

 

 

Oiは呼びかけに使う、とっても万能な言葉でHey!とかHi!にも該当する。

 

 

そんな事が、3年以上勤めた大嫌いな上司のおい!!!という悪玉菌によって私の脳が汚染され英語に変換できていなかったんだ。

 

渡豪前から何度も、海外ドラマや映画などで耳にしていたのにも関わらず。。。

 

9年以上西オーストラリア州に滞在してきた事で、何度このOiという言葉を耳にしたかは分からない。

 

そのうちに、おいが自分でも気づかないうちに、Oiに変換されていった。

環境は人を変える。

 

だけど、不思議な事にオーストラリアという英語圏で生活する間どうしてもあの老害上司のおい!!!を思い出してしまう場面があった。

 

ずっと何故か解らなかったのに最近気付いた事は、私はこのOiという単語を言語ではなく音として認識していたという事。

 

自分のエゴだけでコミュニケーションを計ろうとする人間特有の波のような物が英語、日本語に関わらず同じだったという事。

 

その事が解せてなんだか胸のつかえが取れた気がした。

 

同じ一つの単語でもその人間の気持ちのような波長、振動数がのるから、結局言葉なんてひょっとしたら大したツールではないのかもしれない。

 

話してる言葉が違っても、音のニュアンスが同じだったから同じように嫌な感じがして大嫌いだった上司の事など思い出したんだろう。

 

今考えると、その上司は自分が振り向いて欲しいからという欲求ばかり通そうとしているエゴの塊だったからそれが発する音に表れていたんだと思う。相手に愛情を持って接さないと伝わらない。もしかしたら、同じ”おい”でも違ったように聞こえたかもしれないからだ。。。

 

”Oi”みたいに同じような単語が日本語にもあるのは本当に面白いし、その単語を知っていたのにも関わらず日本語と思ってビックリしてしまったそんな些細な出来事から人間の言葉について色々気づいた。

 

案外、言葉なんてそんなに意味はないのかもしれない。。。

最近そんな事を良く思ってしまう。

 

人がその言葉を伝えている時の気持ちの方がうんと大事なのではないか....

 

でなければ自然の音に耳を澄まして心が安らいだり、音楽を聴いて涙が出たり、絵を見てなんともいえない気持ちが湧いてきたりすることに説明がつかない。

 

最近は、第5感が必要なのに衰えてしまっている人が多いと感じて悲しくなることが多い。人間以外の動物には感知能力としての第6感も備わっている。。それだから人間よりもある意味、尊敬できるのは人間よりもそれ以外の動物と私は思ってしまう。

 

私は言葉の力を信じているから、ずっと文字に残す事を続けていきたいしそれをライフワークとしていきたいけれどそこに自分の気持ちが必ずのるものだと忘れないようにしようと思う。

 

 

 

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