猫の手借りて、オーストラリア大解剖。

オーストラリアで体験したアッと驚く事、信じられない事実をシェアします!

【机の上】教室での驚き【消しゴム】

 

西オーストラリア州のパースに到着して数週間が経過した後に私は、語学学校に入学しました。そこで驚いた事がありました。

 

私が座っている目の前の机の上の状態と、他国から来た生徒の目の前の机の上の様子が全く違ったからです。

 

最初は、初めて海外の学校に通った事で余裕がなく全く気付かなかったのですが1週間程度経過した後に気付いた事がありました。

 

みんな授業が終わるとあっという間に、教室からいなくなります。私が最後になる事も多くて不思議でした。それは直前まで、授業をしていた時も同じ。みんなササッと荷物をしまって教室から出て行く、すごい速さで。。。

 

それで、私の行動を思い起こしたらノートを書いて修正した時の消しゴムのカスをごみ箱に捨てに行く作業をしていた事に気付きました。

 

誰もそんな事していません!

 

それなのに、机の上が物凄く綺麗!!!

 

次の日から、良く周りを見ていたら殆どの人達が消しゴムを使っていない事に気付きました。アジア系の学生でも私ほどは、消しゴムのカスを出していない。そもそも、ゴミ箱に捨てに行くほどではないと分かりました。

 

そこで分かった事は、

 

他国から来た人は、そもそも間違えても消しゴムで消さない人が多い。そのままにしておくか、斜線で消すかをしている人の方が多い。

 

鉛筆でノートを書く人だけでなく、ペンで書く人も多い。

 

消しゴムのカスが出ても、そのままにしておく人が多い。

 

(先生に掃除する人が別に雇ってあるしそのままにしておかないと、その人達の職を奪う事になるから汚したままでいいよと私自身言われた事もあり、この理由はなるほどと思いました。それ以降、一度もゴミ箱まで行って消しカスは捨てに行っていません。)

 

の3つです。

 

間違ったところは、消して綺麗に書く事が当たり前になっていた私には、なるほどと思いました。

 

それで気づいた事は、ノートを綺麗に見せる事や書き出す事はそんなに重要ではないのでは?という事です。

 

そもそも丁寧に書いても見直す部分がどれだけあるかと考えると微妙だし、学習効率を考えたら授業が終わった後に復習するのが効率的に良い。

 

間違えた箇所は、書き間違いだから消しゴムで消すと考えること自体それは正しい事なのか?と考えました。

 

自分の頭に完全に定着していない、例えばスペルのような物は間違えます。

あと、これはためになるなあ。と思って書いたフレーズや文法の説明なども書き間違える場合がある。

 

結局は、完全に身についていないからこそ間違えるのであってそれを消す事は果たして正解なのかと考えると違うと思います。

 

ノートを綺麗にするために、わざわざ金出して消しゴムを買って、消す作業で時間を使う意味はどれだけあるのか?

 

と思考をめぐらせると大して意味がないという結論に達しました。

 

間違えは間違えのまま残しておいた方が、どこが不確かなのかはっきりします。沢山の内容を勉強した場合に、習ってからそこを直ぐ復習した方が効率がよく記憶に残りやすい。尚且つ、永久に見直す訳でもないノートを何故そんなに丁寧に書くのかと考えると大した答えなど出てこなくて、

 

ただの思考停止状態だったな。。と気づきました。

 

当たり前と思っていてやっている行動が、必ずしも良い方法とは限らないよな。と消しゴムから色んなことを考えました。

 

思い起こせば、私は子供の頃からこれは何でこうしてるの?とか

どうしてこんな嫌な事しなければいけないの?とか色々思っていたのに、

 

常識だから、守りなさい。とか

普通なんだから当たり前でしょ。とか

 

大して納得できるような理由もなしに押さえつけられてきた事を、思い出しました。

 

大学の時に老害の教授がノート提出を点数評価に入れていた時でも、本心は嫌で嫌でたまらなかった記憶があります。

 

いかに正確に黒板に書いた事を書き写すかどうかが評価になるなんて、バカバカしいにも程があるしムシャクシャした事を思い出してしまいました。内容も、教科書の内容とほとんど同じ。。つまらなくて、拷問みたいで授業中は睡魔と戦い汚い字になるので家に帰ってから書き直した思い出もある。

 

でも、そんな授業でもノートを簡単にとるだけで点数が少し貰えるなんてラッキーと思っているバカが多くてみんなが喜んでいて本当にウンザリしていた事を思い出しました。

 

できれば、出席日数やノート提出が評価になっていなかったらずっと欠席したい授業だったのに本当に時間の無駄でイラついた事もあります。

 

やっぱ、ノートを綺麗に取る事なんて場所を変えたら大した常識ではないし、人によって好きにすればいい話なんだなと思い。ちょっとスッキリしました。

 

それに、学習にも効率が大事と考える国が世界には多く、ヨーロッパ人(特にスイスやドイツから来た学生)はほとんどが汚いノートで消しゴムは使っていませんでした。

 

彼らに理由をたずねたことがあるのですが、

 

「えっ!?どうしてノートを綺麗に書く必要があるの?

サッと見直すだけなのに。」

 

と言って不思議そうな顔をする人がほとんど。

 

なかには、

 

「子供の頃から間違えはそのまま残しておくように習ったよ。消したら分からなくなっちゃうよね??」

 

という人までいました。

 

「逆に消しゴム使った方がノート汚れるし汚くね!?」

 

と答える人もいました。

(言われてみれば、ヨーロッパ製の消しゴムは質の悪い物も多かったです。。勿論、良い質のもあるんですけどね、、)

 

ノートを綺麗にする必要はそんなにないという以外でも、消しゴムを使う事で不利になる場面があると気づきました。

 

それはテスト中です。

 

正直、誰も論述形の試験では消しゴムなんか使いません。

消す時間が勿体ないから、、

 

英語資格試験で有名なIELTSも筆記で消すことなどしていては間に合いません。

それにその分の時間を短縮し見直す方が有益なんです。

 

時間を測ってみた事があるのですが、消しゴムを使わないだけでもかなりの時間短縮でした。

 

それにオーストラリアの現地の学校のテストは、分量と時間との闘い。消してなんかいたら、問題を解く時間が減り間に合わなくなります。(私が専攻した会計学は少なくともそんな感じでした)

 

間違えた箇所は、2重線で線をひっぱったりぐちゃぐちゃに塗りつぶして見えないようにしている人だらけ。

 

先生もそんな事きにしません。

 

それにオーストラリアの専門学校や大学では、テストはそもそも鉛筆を認めていない場合さえあります。

 

ペンで書く事を求められている科目もかなり多いです。

 

消しゴムで消す事がなぜ常識なのか考えた事がありますか?

 

消しゴムで消すとは、間違えを見えなくするという行為そのもの。それを繰り返すというのは、一種の刷り込みなのではと私は思います。

 

間違えは隠すべきもの、後に残るものは綺麗な物でなければいけない。

知らず知らずに、深層心理にそう刻み込まれていたとしたら…

 

本来ならば、

 

努力していれば必ず失敗する。

 

挑戦しても必ず失敗する。

 

ただ生きているだけでも人は不完全で完璧でないから、失敗するのが当然。

 

だから、失敗するのはむしろ当たり前で、それすらその人の個性になったり大事な人生の宝になる場合さえあるのに、その事を忘れていませんか?という話。

 

失敗は隠すべきもので悪い事。

 

そういう深層心理があるから、人の失敗を過剰に取り上げたり晒したりするイジメともとれる行動にでるバカがいる。自分が失敗した事がない訳ではないはずなのに。。

 

人の失敗、探す前に自分の失敗を愛し成長しろや!と何度思った事か分かりません。

 

どれだけ失敗して、どんな人に成長したかどうかがその人らしさになる。それが人生

 

消しゴムで消す事、取り繕う事ばかりが正解と思っていてはつまらない人生になってしまう私はそう思います。

 

失敗した事を誇りに思い、失敗を消さずに次の糧にする事こそが大事。

失敗した事から次につなげればそれが自信になります。

 

失敗した事で、自信を失う人が多いのはなぜでしょう?

 

なにかの勘違いと思った方がよいです。

 

ノートを消しゴムで綺麗にする事なんてさほど意味がない事と、教室での驚きから確信するきっかけになって良かったと思っています。

 

 

 

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