猫の手借りて、オーストラリア大解剖。

オーストラリアで体験したアッと驚く事、信じられない事実をシェアします!

数学の教育に公文式

 

オーストラリアで語学学校に通っていた時に、私のクラスの担任だった先生にお子さんがいらっしゃいました。

 

その先生は子供に対して、教育熱心な方で良くオーストラリアの教育について授業中に良く嘆いていました。

 

特に文句を言っていたのは、数学に関してです。

 

子供がこのままではいけないという思いから、公文に通わせて計算できるようにしているとの話でした。

 

私は恥ずかしながらそんなに世界で公文が流行っているという事実を知らず、初めてこの先生からそんな話を聞いて知ったのです。

 

その先生の話によれば、オーストラリアの数学教育は形式のような物がなく暗記に頼っていて、(ビックリしたのは九九はなく)数が羅列されている表などを使って暗記させられている学校もあるようなのです。しかも筆算をせずに2桁まで暗記しているとの事を聞いてちょっと驚きました。

 

12×12=144

 

とかそういうのを暗記するなんて嫌になりそうです。

 

因みに私は過去に大学で理系オタクだったので、2桁までは結構暗記できていますが早期数学教育の過程で勉強していた時には正直、暗記した状態でスラッと数なんて出てきませんでした。

 

別に九九と筆算があればそれで足りますもんね。

 

その先生が言うには、計算を暗記に頼って教えているのにも関わらず圧倒的に反復練習が足りないと嘆いていました。

 

要は練習しないうちに忘れてしまうから、いつまでもできないし定着するまでに他の範囲に移りそしてまた戻ったりしてシステム化されていない事もよく愚痴を言っていました。

 

そしてその不足した練習量を埋めるために習い事として学校が終わった後に公文に通わせているとの話でした。

 

オーストラリア人は日本に比べてゆとり教育のイメージがあるかもしれませんが、将来どこの大学に入るか選択肢を増やすため各科目の平均点を高くする必要があるので思ったよりも教育ママと呼ばれる人も存在しているという話も聞きました。

 

特に教育ママはアジア系の人種が多いみたいです。

韓国系や中国系など、、

 

数学で高得点を取るのもアジア系とその先生は言っていました。

 

どうもその先生のお子さんが通うクラスにアジア系の女の子がいたとの事ですが、毎回公文で表彰されないとご飯抜きにしたりの罰を与えるし酷く怒鳴ったりするので怖さのあまりに勉強しているとの事。

 

いつもその女の子は、数学が満点!

 

もしも満点じゃなかったら、、親に怒られるのでよっぽど練習しているんでしょう。ちょっとかわいそうだなあと思ってしまいました。

 

そういえば私が大学に通っている時、テスト期間中の空き時間に図書館で勉強している時にお手洗いに行ったら個室の中から嗚咽の声が聞こえて来た事があります。

 

どうしたんだろう?調子でも悪いのかな。。

 

と思っていたら私がそこを出た後に、中国系の女の子が扉から出て来て涙を拭いていました。

 

オーストラリアで生まれた子なんだと思いますが、英語でテストにしくじったから親にどう説明したらいいか怖くてたまらないと言っているのが聞こえてきました。友達が家からもし追い出されたら泊めてあげるからと言っているのが聞こえて来て可哀そうだなあと思いました。

 

まあそれくらい教育ママもいるって事です。ちょっと毒親入ってますが、、

 

 

だから案外と成績を競争している層もいるって訳です。

それで数学の教育に疑問をもっているんでしょう。

そこに遅れがでると選択肢が減るという意味で。。

 

 

もう一つその先生から聞いて驚いた事は、計算機の話です。

 

その先生のお子さんの小学校では計算機を使えるとの事でした。

だから、暗記できていないうちにそれに頼ってしまって数の仕組みが分からないまま、どんどん応用の分野に進んでしまう太刀打ちできないとの話でした。

 

私は日本で高校から選択を理系にして大学は工学系に進んだので数学はパズルみたいだし答えが出るので凄く好きなんですが、実は小学校と中学校まではおっちょこちょいで良く計算ミスをしていたんです。

 

それに加えて当時の先生が嫌いだったので全く話を聞いておらず教科書にお絵描きばかりしていて算数が大の苦手でした。

 

まあ、そんなことしていたら当たり前ですよね。。苦笑

 

休み時間も続けて書いていたのでパラパラ漫画と絵は上達しました。。

 

でもそんな私でも計算機さえあれば、、

算数もうんと得意だったのかなと思ってしまいました。

 

それにしても何故急にできるようになったのかは覚えていませんが、高校の時のスパルタ数学教師が異常に宿題を出し生徒に質問する先生でみんなの前で恥をかきたくなかった私はそれをすべて解いて授業に参加していました。

 

すると突然何かが脳に走って、急にパズルが解けるみたいに繋がったんです。それから数学が好きになって理系にもいけるようになりました。

 

反復練習がやっぱりいいのかな、、良く分からないけれど。。

 

でも私オーストラリア現地の専門と大学に行ってた時に、専攻が会計学だったにも関わらずオーストラリア人は恐ろしい程に基礎的な計算ができない人の割合が多くてちょっと怖くなった事があります。

 

計算機やパソコンを使うから問題ないと言えばそれまでなのですが、単純な方程式や割合なんかの計算もできない人までいてすぐに機械に頼るんです。

 

だから根本的なお金の概念が身についていない人もいそうとちょっと思ってしまいました。

 

知らないうちに騙されて変な物を買ったり借金する人もいるのかなあとか、、だって数字を扱う立場にある職に就こうとしている生徒でさえこうなんだからそれ以外の人たちはと考えると、、圧倒的に数字への慣れが少ないわけですから、、

 

日本の教育は時代遅れで古臭い事も多く実用的じゃない場合も多い。

でも、オーストラリアに来て数学を反復練習する方法は間違っていない気がしました。

 

わざわざ公文式に通わせている人までいるんです。。

 

だけど未だに日本の教育で分からないのは

 

なぜルートを手計算で分解していたのか、、とかそういう所です。

 

馬鹿みたいに長い時間かけて、分解する過程。

素数などの原理だけ身につけてそれこそあとは機械に任せればよいのに。。

 

何度そう思った事か分かりません。。。

 

どこの教育も偏っていますね。。

 

 

  

 

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