猫の手借りて、オーストラリア大解剖。

オーストラリアで体験したアッと驚く事、信じられない事実をシェアします!

ホームステイ水の掟

 

オーストラリアに到着して直ぐに滞在したホームステイは本当にいい思い出でした。

 

なにより、ホストマザーのおばあちゃんがイタリア系でほぼ毎日本場のイタリアンを作ってくれたしとても愛情深い人物で個人を尊重してくれて大変過ごしやすい安らぐいい環境でした。

 

ただ一つだけ不便に感じていたのは、水の使い方に関する事。

 

本当に”水の掟”と言っても過言ではない程厳しかった。。

 

 

水の掟1:シャワー使用時間

 

滞在の初日に詳しくハウスルールを説明された際、特に何度も強調されたのがシャワーの使い方。

 

なんと、1日1回のみでその1回も5分で済ませるようにとの事。

 

だからシャワールームに入ってからまず手に数滴だけ水をつけてボディーソープを伸ばし体全体につけた後、また手に数滴水をつけてシャンプーアンドコンディショナーを伸ばし髪につけてその後一気に流すというやり方をあみだして5分で済ませていた。

 

こんなに時間をかけないシャワーは初めての経験で正直足の裏の汚れはとれずめり込んで何年も取れなかったし、

 

背中に初めてメチャクチャ大きいニキビができてそこにばい菌か垢が入ったのかアテロームができてしまいました。

 

※アテローム:皮膚の下に袋状のポケットができそこに角質と皮脂が溜まってできてしまう腫瘍。

 

このアテローム、ふとした拍子に中から膿が大量に出てメチャクチャ痛くて泣きそうになった事あります。あんな沢山の膿は見た事なくてビビって震えました。。。

 

だけどその後はすごくアテロームが小さくなってそのまま大きくはならなくなりました。本当は手術しないと大きくなる一方のようなので、凄く運が良かった。。

 

運よく中身が全部出たんだろうな。

ただ袋状のポケットがまだ残っているから将来手術した方がいいんだろうか。。

このまま中に何も入らないように今は念入りに清潔にしています。。

 

やっぱり5分だけのシャワーでは汚れはちゃんと落ちないんだろうと思います。。

 

 

水の掟2:洗濯機使用の制限

 

なんと、洗濯機が1週間に1回しか回せなかったのです。

 

必要最小限の洋服、下着、タオルしか持ってこなかったのとまた引っ越しをするので物を増やすわけにも行かず本当にヒヤヒヤしていました。

 

一度、ハウスメイトが勝手に2回洗濯機を使ってしまった時は、なんと2週間洗濯できなくなってしまい夏だったので服が匂わないか、下着が匂わないかと毎日心配になりながら過ごす事まで経験してしまいました。。

 

匂いが割とかおるボディークリームを多めにつけて誤魔化したりもしました。

 

今考えると汚いですね...汗

 

でもヨーロッパで香水が流行った理由を身をもって体験できた貴重な時間だったと思えば意味あるかもしれないです。昔のヨーロッパ人の気持ちが少しだけ理解できましたから、、

 

 

水の掟3:食器の洗い方

 

水を節約するあまり食器の洗い方もかなり甘かったです。

 

洗ったはずの食器を食べかすがついたまま乾燥させている事なんて日常茶飯事。

それを見つけると、いつ洗ったか怪しいような布巾で拭って取ります。

 

正直、自分の気持ちをごまかし見て見ぬふりをしていなければやってられません。

 

一度手伝いと称して、綺麗に洗おうと試みましたが水を使いすぎるから駄目と注意されて失敗しました。

 

最初は汚いなあと思っていたけど、気にしていては身が持たないのでそんな食器でのご飯も慣れるようになりました。

 

ただイタリア系オーストラリア人でしょっちゅうワインを飲む習慣があり私も好きでかなり頻繁に飲んでたためにアルコール消毒が口内で進んでいたのかな?だから胃が痛くなったりしなかったのかな?と訳わからない理屈をたてて納得させていました。現に結構度数が強いのを飲んでいたのでそれもあるかもしれないけれど、、

 

ただおばあちゃんが夜寝静まった後に内緒で台所に行って水を飲むコップだけは洗いに行っていました。

 

だってそうでもしないと1週間とか平気で同じコップを使うように言われる可能性もあるので、、いつもバレないように洗ってて冷汗もんでした。。

 

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こんなに水の掟が厳しいので、おばあちゃんに尋ねてみた事があります。

 

そしたらなんと、その家は大きなタンクに水を運んできてもらいそこからすべて生活用水を引いているという話でした。。

 

特別な水を運んでもらっているとの説明、、

 

お年寄りだからこだわりを持っているのか、もしくは水道管がしっかり通っていない地域だったのは定かではないのですがその水は本物でした!!

 

(ただ調べると水道網は通っているんだけれど。。。このおばあちゃんの拘りだったのかな理由は教えてくれなかったけど、、)

 

パース市内の水道水は異常に不味くて飲めたものではないけど、この家の水はやけに美味しくて感動ものだった記憶があります。

 

でもなんだかこんなに水を使う事を制限されて、不潔状態になる必要ってあるのかなと思った。

 

以前の記事にも書いたけれど、一般人が生活用水に使っている量なんて全体の比率を考えると微々たるものだからです。

 

オーストラリアの家庭でホームステイの際に水を使う事を制限されるのは結構あるあるみたいなんですけど、現地の人は結構自由にシャワーをしたりバスタイムを楽しんだりしている人もいて何だかそこに見えない壁を感じた事もありました。。

 

第一、水の掟が厳しすぎて快適に過ごせなかった。。。

 

洗濯を好きな時にでき、清潔な食器で食事を頂き、身体の汚れを綺麗に落とせる、、そんな当たり前の日常だけでも幸せな事なんだなってこの厳しい水の掟で学ぶことができました。

 

まあそう考えると良い不潔経験だったと思えます。

 

水を制限された事で水に感謝する心まで生まれました!!!

あっ!これは一種の教育だったのか!!!!

 

 

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