西オーストラリア州免許証取得時に思った事
私は、9月に9年以上に及ぶ西オーストラリア州での滞在中に失効してしまった日本の免許証を更新しに行きました。その事もここに書くけれど今日はその前に、西オーストラリア州の免許証の取得時と更新時に思った事をここに書き記しておきます。
私は日本からオーストラリアに出発する前に、せっかく免許証を持っているからオーストラリアでも運転できるようにと思いわざわざ国際免許証を取得しました。
だけど、西オーストラリア州で免許証を取得した時に感じた事は
”あれ!?こんなに簡単な事ならわざわざ国際免許証取る必要なくね”
という事でした。
到着してすぐに、運転する必要がある訳でもなくそれでいて長期滞在する予定であればわざわざ出発前のバタバタする時期に免許センターにいく必要なんてなかったなあと。。。
それくらい簡単な手続きだったんです。
何故かというと、ジュネーブ条約という国際的な取り決めがあるために日本の免許証は西オーストラリア州の免許証に簡単に切り替えられるからです。試験なども全然ない!
しかも、誰が流した嘘か知らないけれど
オーストラリアの免許センターに行って日本の免許証をオーストラリアの物に切り替える時に穴が開けられてしまうから、日本の免許証が使えなくなってしまうよ!!
という変な話をよく聞きましたがそれは全くもってない話で、穴なんて開けられることはありませんでした。
それどころか、免許センターに行ったら
「まだこの日本の免許証も使えるから、大事に保管しておかないとね!私も日本で運転してみたいわ!!」
とか優しい言葉を掛けてくれたぐらいです。
訳わからない話を勝手にばらまくなとちょっと腹が立ちました。
日本人が日本人に適当な話をばらまき足を引っ張るのは本当に辞めて欲しいと感じてしまいました。(残念ですが、海外の日本人村に属するような人が変な事を言ってくるとかそういう事は結構あるんです。。)
だけど、いくら簡単と言っても何も準備しなくていいわけではなく書類をいくつか準備しました。
私の場合は、パスポート、銀行口座を開いた時のデビットカード、ビザ、学校入学の際の書類、住所が記載してある学校関係の書類などなど自分のオーストラリアでの存在を証明できるあらゆる書類をかき集めてセンターに行きました。ドキドキしながら....。
でもそれはビックリするくらいに簡単で拍子抜け!!
パスポートを見せたらその情報を免許センターの人がPCに打ち込む。そして何やら画面を見ています。
私がそのあとビザやその他の書類を見せようとしたら、
「パスポートがあればすべて情報が繋がって見れるシステムがあるから、ただ確認するためだけでそんなに書類なんて本当はいらないのよ。。あなたが本人だって見ればわかるし、それに銀行開いてる時にもチェックがあったはずだからそのカードだけでいいわ!」
と言われ、実質パスポートとデビットカードを見せただけでした。
どうも、パスポートを見ればどんなビザでどこの学校に通っているか分かるから信用できるし銀行の情報で照合取れているから十分と判断しているみたいでした。
書類は書いたけど、驚くほどスムーズでかなりビックリした思い出です。
思った事は、オーストラリアの公的な手続きはかなりデジタル化が進んでいるという事。かなり仕事の生産性や効率性が良いと思いました。しかも、利用者のストレスも本当に少ない。進んでいるなあと思ったものです。
そんなこんなで、とてもスムーズに発行手続きが済みました。
あとは、郵送で送られてくるのを待つだけ!!
しかし、ここがオーストラリア!それからが骨が折れました。
あんなに発行手続きまでは簡単だったのにも関わらず、1週間たっても2週間たっても届かないんです。
でも、すっかりオーストラリアで”何事にも期待しない”という技を身につけた私は、
ああ仕事が遅れているのかな?気長に待つか!!
忘れたころには届くかもしれないしね!!
と別にソワソワも怒りもせず時の経過を待ちましたw
そんなことをしているうちに、自分自身も時の経過を忘れて免許証を取りに行った事実も記録から消え去ってしまう途中でした。
ある日、
「免許取ったあと運転したりした?車買うの?」
とか聞かれて、
”あれ!?私そういえば免許証待ってたわ!!”
と気づきましたwww
もうあと少しで、1か月を経過してしまう所です。
流石に待っているのも変すぎるので、免許センターに直接向かいました。
受付の方にそれを話したところ、
「よくそんなに待ってたね!?!?なんで、もっと早く言ってくれなかったの!!!」
「あなたの免許証は多分、紛失してるから再発行になる。お金がかかっちゃうじゃない!8日くらい(←?)経過したくらいで言ってくれれば、無料で再発行できたのに。。これからは1週間くらい待って到着しなかったら言わなきゃだめよ!!!」
と、一気にすごいスピードで話しかけられました....笑
あちゃーーーー!きたーーーー!
といつもどうり笑えてきました。
なんで、最初にそのこと言わんかい!!!
遅れとると思うやろが!!!!
と言いたいところを、いろいろ尋ねてみたいからグッと堪えて
「なんで、そんな重要なIDが届かない事があるの?色々個人情報も載っているのに、責任重大と思っていないなんて問題じゃないの??いくらなんでも、そんなこと言われてそちらのミスなのにも関わらず直ぐ再発行代を払う事なんておかしすぎんか??説明して下さい。」
と言ってみました。
すると、
「私達はあれからすぐ送ったと記録が残っている。だから少なくとも1週間以内に届いていないとおかしい。」
「あなたの国籍、見ると日本人ね。たまにあるんだけれど、日本人は一括で日本人のコミュニティーに送っている時が多いから、(日本人会のことか....?!)郵便が癖でそっちに送った可能性が高いかもしれない。私達がちゃんと郵便に持って行っても何故か日本人は良く届かない事があって、調べたらそういう風になっている事がよくあって....。だから、私達は私達の仕事をちゃんと全うしている。これは彼ら(郵便局と日本人会?)の責任だから私達の責任ではないのよ。もし、免許証を探したいんだったら問い合わせて調査してみたら分かるわ。。」
と言いながら、PCモニターを見せてきました。
そこには確かに送った記録が残っていて、責任は私達にないの一点張り!!
送っているし、確かにーーーーー泣
問い合わせて調べるとか、めちゃくちゃめんどいわーーー!!!
となり、もう諦めて支払って再発行しようと思いました。
だけど、最後に物は試しで
「でも何日以内に届かなかったら、必ずおかしいから確認をとるようにってあなた達は一言も言わなかったですよ?聞いていないんだから、契約は成立していない。だから払いたくないです。ただで再発行すべきでしょ。何考えてんの!!!」
と言ってみました。
そしたら、
「そうよね。ごめんなさい。州の法律でこんなに時間が過ぎてると再発行のお金を払う事に決まってるの。もし、嫌なら州の担当者に問い合わせるしかできないけど、なかなか発行できないよ?」
と返って来て、
相変わらず、
めんどくせー
と思い再発行の代金を支払ってきました。
だけど、その受付の人は
「今度は郵便にちゃんと住所間違えないように言っとくね!」
と言ってくれました。
多分、いろいろ言うめんどくさい人と思われ優位に働いたのかな?とも思うけど笑
その後は、彼女の計らいもあってかなりスムーズで1週間もかからないうちに免許証が到着しました。
そんなこんなで、やっぱり色々ありましたがオーストラリアのデジタル化の仕組みは本当に効率的で優れていると思いました。
あと、なんといっても更新手続きがネットだけで完結した事もビックリしたし、便利だなと思い感心しました。
西オーストラリア州免許証取得時に改めて思った事は、オーストラリアの公的な書類は案外予想よりも早く完成し輸送される事。もし、遅かったらおかしいと思い直ぐに問い合わせないと損してしまうという事です。
普段、なかなか動作が遅い事も多いオーストラリアだから、いちいち少しの遅れなどでイライラしていては仕方がない。人に全く期待しない習慣が素晴らしいと分かり完全にそのすべを身につけた後だったので、それがこの時は逆に裏目に出てしまいました。
まあだけど、いい勉強と思い笑って済ませる事はできたんですけどね...笑
あと、オーストラリアという海外で暮らしてきてあらゆる場面で実感し続けてきた事は
黙っていては、必ず不利な状況に追い込まれるということ。
自分で考えて発言して、動かなければ良い結果はでないということ。
だから思っていた事は、いつも言って伝える事をしてきました。
すると、必ず状況が動きます。
言ったもの勝ちの社会なんです。
自分の意識を変えて伝える努力をしなければ、
他人の行動など変わる事はない。
それを長年のオーストラリア暮らしで身を持って実感し、今は身につけているので本当に良い経験をしたと今でも思う事ができています。
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