プラスチック製品は悪!
日本では最近プラスチック有料化について話題になっているので、オーストラリアはプラスチックにどんな取り組みをしているのか書いていきたいと思います。
オーストラリアに来てから感じた事は、こちらの人間は環境について関心を持っている人が本当に多くてプラスチックの使用をあまりすべきでないとの意識を持っている人が本当に多いということ。
以前あまり何も考えずに、自分が作ったランチのサンドウィッチをプラスチックの袋に入れて持ち歩いていた。
そうしたらオーストラリア在住の方達からどうしてそんなものを使っているのかと聞かれた事がある。
環境に悪いのにどうして一度しか使わなくて捨てるものを平気で持っているのかと何度聞かれたか分かりません。
私は恥ずかしい話、スーパーで目に付く場所にその商品があったからなんとなくそれを買って使っていただけで特にそのプラスチック製の物を使っている事に何の意味もありませんでした。
(完全に無意識に便利な方法をとっていただけです。特に考えはなし)
だからどうしてそれを使っているか聞かれても答えられなかったんです。
はっきり言って自分の周りとの意識の違いが恥ずかしいと思いました。
そういう事を質問してくる人は、すごく真面目に環境について考えている様で意識が高く自分も少し見習わなきゃいけないなと思いました。
確かに使い捨てのプラスチックの袋に入れるとゴミになってしまうので、それからは何度も使えるタッパーに入れて持ち歩くようになりました。
その他にも、カフェでコーヒーを買う時に自分のタンブラーを持ち歩いている人も結構多いしマイマグカップを持っている人も日本に比べるとかなり多い。
それだけ環境に対する意識が高い事が分かります。
大学に通っていた時も、学生食堂でランチをとるとナイフやフォークもプラスチック製ではなく軽い木製の物が付いてくるしそれが当たり前になっている状態でした。
それに加えて2018年から西オーストラリア州では、プラスチックのレジ袋が全面的に廃止されエコバッグを持つのが普通にもなっています。
そんな中、下の記事でも分かるように西オーストラリア州は2023年までには、使い捨てのプラスチックを禁止するとの発表をしています。
これにはプレート、ナイフ、フォーク、スプーン、食品用ポリスチレン製容器、分厚い袋の禁止も含まれています。
西オーストラリア州の環境大臣によれば、ゴミとして出されたプラスチック全体のたった11%しかリサイクルされておらず、残りは埋め立て地に行ってしまっているとの事です。
オーストラリア全体でも、プラスチック消費を減らそうという政策のため当然州毎の努力も必要になってくる。そのため、具体的な目標を挙げているという事になります。
オーストラリア人は一般的に日本人よりも環境に対する意識が高く、いかにゴミを減らすか考えて行動している人が多いように感じます。
プラスチックの袋が廃止された時でも大多数の人は文句など言っていない。
自分からエコバッグを買う人が大半です。
中には自分勝手に、分厚いプラスチック袋を買ったりする人もいますが、そういう人は大抵まともに教育を受けていない無教養の人間や金だけはあるのだが育ちが悪く躾をされていない移民の場合が多い。
要はまともな人間であれば大概の人は環境問題について意識して、または無意識にでも自然と環境にいいような行動を取っている。
その習慣が癖になっていると言えると思う
日本では良く、今ゴミをたくさん出しても、影響は直ぐに出ないと言う人がたまにいる。今の生活が不憫になるからプラスチック製の物がないと不便だ。
そんなに先の事を考える必要がないと、、
そういう事を聞くと悲しくなります。だって、環境というのは例えば100年経ってから急に汚染されるわけではない、徐々に積み重なっていった今までの人間の行動によって深刻になるからです。
だから何も考えずにゴミを出し続けていけば、数年後は今よりも少し悪くなっているだろうし、その積み重ねで10年後、20年後と時が経過していく。
例えば私達人間が、重金属や化学物質などを気にせず取り続けたって直ちには影響は起きません。あくまでそれが積み重なっていって、ちょっとずつ影響して行ってガタが来るんです。別に急に病気になる訳ではないんです。
だからこそ、普段から意識して少し体にいい物を食していく必要がある。
それと全く同じで、ゴミが出てしまうんであれば少しでも地球に優しい材料でできた物、尚且つ製造段階での環境汚染物質がどれほど排出されない物かをトータルで考える必要がある。
勿論一番いいのは、なるべくゴミを出さない事が良いんだろうと思います。
以下の記事にも記載されているが、日本はリサイクルが非常に遅れている国である。
これはある意味オーストラリアと同じなのかもしれない。
国際的に認められていないサーマルリサイクルという過程をとっているから非常に問題であり、マテリアルリサイクルに対しては他国に依存する状態である。
現在は条約で他国に輸出するのは厳しいから、実際に放置され、海洋流出している場合も多々あるのが現状と言える。
考えてみて欲しい、プラスチックのスプーンが無料であればその処理に関する費用はどこが支払うのだろうか。結論から言うと、結局は税金からの回収となってしまう。
何が問題か??
国際社会では二酸化炭素の排出権によるビジネスが活発だ。なので、全体的にどの国もかなりの努力目標を挙げている。当然、ゴミを引き受ける国など減少するとともにこのCOVID19の情勢も相まって輸出がかなり厳しくなっているといえよう。
そのために業者毎のごみ処理による費用がかさむのでプラスチックを有料にしないとその予算を出す事でかなり経営的に圧迫してくる可能性が出てくるだろう。
プラスチック製品をなるべく使わない努力をするには、家にあるスプーンを持ち出せば済む話だし、ゴミも減る。少しの努力をするだけじゃないかと思ってしまう。
有料化するとプラスチック製のレジ袋の消費量が減ったというデーターがあるので、今回プラスチック製のスプーンを有料化する事で同様の効果が得られる事は容易に想像できるだろう。
はっきりいって日本人はここオーストラリアの人と比べて環境に対する意識が低い人が多い。スプーンを有料化しなければ使い続ける人が多いのは事実だと思う。
何人の人がいままで、例えばコンビニなどで自発的にプラスチックのスプーンやフォークを断ってきたのだろうか?? 考えてみて欲しい、、
国際的にみて、日本の今のままのリサイクル状況、国民の意識の低さをひっくるめて考えると排出権ビジネスにも不利になり経済的に打撃になってしまうと容易に予想できてしまう。。
オーストラリア人は日本人よりもプラスチック製品は悪!と思っている。
だから有料化なんかしなくても、自発的に個人や企業が努力をはじめている。
意識改革さえせずにスプーンの有料化に反対するべきではない。
これは意外とシビアな問題だ。
日本人の大部分の意識が変わらない事には、
現状では有料化にはメリットしかないのが現状だ。
まずはプラスチック製品は悪!
という意識を持つ人が増えればよいと思う。
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