猫の手借りて、オーストラリア大解剖。

オーストラリアで体験したアッと驚く事、信じられない事実をシェアします!

社畜の皆さん!あなたは奴隷ですか?

 

オーストラリアは労働者の権利を守る国として知られています。

 法律により、企業側に以下の項目が定められています。

 

1. 国が定めた最低時給を守る必要がある。

-(Fair Work Act)

 

2. 従業員をステークホルダー(利害関係者)として大事に扱う必要があり、

 従業員を保護する観点から求人の段階でそれを踏まえなくてはならない。

-The Australian Consumer Law (s. 31, Schedule 2 of the Competition and Consumer Act)

 

3. 従業員の健康と安全について

-OHS Law

 

これらの労働者の権利を守っていない雇い主の場合で、内部の上司などに話しても解決しない場合は オーストラリア政府のFair Work Ombudsman に報告できる事になっています。↓ ↓ ↓ ↓ ↓

https://www.fairwork.gov.au/

 

オーストラリア人はこの事を知っている人が多いので、結構みんな気兼ねなくこの組織に報告しています。それでも、改善されない場合はとっとと辞める人も多いです。

 

人生は仕事だけが楽しみじゃない!

そういうことを良く分かっている非常に利口な生き方をしている人達と思います。

 

それに、しっかり告発する事で悪い事をしづらくなる組織が増えるので、非常に良い循環が生まれるのではないでしょうか?

 

私は、日本でブラック企業に勤めていた時、

 

私って奴隷みたいだな? 

こういうのって、人権ってあるのかな?

 

としょっちゅう思っていました。

 

だけれど、ここで辞めたらどうなる?という事ばかり考えて、怒りが沸点に達して完全にタガが外れるまでは我慢して働いたんです。

 

だけど、オーストラリアで受講した授業で Modern Slavery Act 2018 (近代における奴隷制度が明記されています)というものの存在を知り、内部を細かく読んでみたところ!私は奴隷だったんではないだろうか?という疑いが確信に変わったんです。

 

社畜それは正に近代における奴隷だったんだな!ってそう思いました。

 

私は日本で働いている間、非常に貴重な奴隷の経験を積ませて頂けたという事実が分かったんです!

 

以下の図は、Modern Slavery Act 2018 から抜粋したものになります。

近代における奴隷制度における定義があるんです。

 

自分の経験をすべて黄色いマーカーで塗りつぶしてみました。

社畜経験者の方はたぶん私と同じでしょう。

 

f:id:Gatta_MiINA:20210127074553p:plain

(出典元:Modern Slavery Act 2018)

 

赤に行くほど、近代の奴隷制度に当てはまるのですが緑のDecent Work(働き甲斐のある人間らしい仕事)以外すべて当てはまってしまいました。

 

本当に酷いですね!もはや、私は人間として働いていたわけではなかったみたいです。

まず一番、上の項目から順番に見ていきましょう! 

 

例として私の経験も記載しておきました

酷すぎて笑いが止まりません。。。

 

 

Modern Slavery (近代における奴隷制度)

 

Worker cannot refuse or cease work because of coercion,threats or deception.

ワーカーは強制されたり、脅されたり騙されたりなどしたために仕事を拒否したり辞めることが出来ない。

 

経験談

 

「3年間だけ過酷な労働に耐えれば職場環境を希望のように改善してあげる事ができる。だからそれまで我慢するように」と言われたがそれは真っ赤な嘘。

忘れたふりを組織全体で行う。

 

そもそも、入社時の条件と全く違って詐欺!

 

辞めたいと言うと、話し合おうと言って一瞬だけ改善してまた戻るの繰り返し。

そのサイクルは繰り返されるので話にならない!

 

Worker may also be deprived of personal freedom.

ワーカーは個人の自由でさえも奪われる可能性もある。

 

経験談

 

トイレ行くのも、気を遣う。好きな時間にうんこさせろ!膀胱まで大きくなりました!

残業しない事が異常と思っているのでプライベートの時間が減る。

アットホームな職場のため、休みも仲良くない人なのに気を遣ってBBQとかをする。

一緒にみんなで仲良いふりしてニコニコしながら掃除もする。

そのために休みまで拘束状態。

 

DANGEROUS OR SUBSTANDARD WORKING CONDITIONS

(危険または標準以下の労働コンディション)

 

Worker can refuse or cease work but doing so may lead to detriment.

ワーカーは仕事を拒否または辞める事はできるが、そのために不利益が起こる可能性がある。

 

経験談

 

おかしいと思っていることを言ったり嫌な事を拒否するとイジメが始まる。

その結果により、危険作業などをやらされることもあり。(←後述します)


Worker is not paid fairly and does not receive some or all entitlements.

ワーカーは公平にそして法に順守した賃金を支払われていない。

 

経験談

 

そもそも、定時が来ると走ってタイムカードを押しに行くため何時間残業したか分かっていない。だからどれだけもらっていないのかさえ分かりません!!

 

夜勤が入っても残業していて意識が朦朧としていたので何時間仕事してたか分かりません。時間間隔の崩壊が起きます!

 

あれっ今って朝それともお昼かな??今、何時かな??

 

おかげさまで、いつでも寝たり起きたりできる体になりました!!

 

Worker may be required to work excessive hours.

ワーカーは過剰な労働時間働くことを要求される可能性がある。

 

経験談

 

QC大会の前は地獄。納期があるため資料作りができないので、どうしても直前になる朝までパソコンのパワーポイント、ワードとエクセルを睨みながら資料作り、その間にも現場の人にパソコン操作方法をレクチャーする。シャワーを浴びるためだけに帰宅し急いで出社!!

30時間以上、寝れない耐久戦にようこそ☆!!

 

不良が出ると、謝りに行くために遠出し立ちっぱなしで選別作業。

ほとんど旅行のような距離なのに怒られちゃうから日帰りです!!

上からの圧力とイジメのため椅子もなし飲食禁止。深夜帰宅!!

当然、朝はいつもどうりに出社!

数時間は寝れるから嬉しいな☆

 


Workplace is unsafe.

職場環境が安全でない。

 

経験談

 

保護具なしで清掃作業させられ接触性皮膚炎になって痒すぎて何も出来なくなりました。それで、謝られるどころか皮肉を言われたりしてイジメられました。

いろいろ本当の事を意見したので嫌がらせをしたんでしょう。この仕事で体にアレルギー反応が出てやばかったのでもう出来ない、改善しないのなら辞めたいと言いました。口ではいい事を言って実際はその後に、永遠に続きそうな夜勤地獄を言い渡されました。

 

甘ったれるなと喝も入りました!

大変申し訳ありませんでした!とイジメられたくないので笑顔で謝りました。

 

あんまり凄すぎて、なんか笑ってしまいました。

 

 

これを読んでいる皆さんも"近代における奴隷制度""危険または標準以下の労働コンディション"の項目をチェックしてみて下さい。

 

もし、沢山あてはまるようだったら辞めると言って直ぐに逃げて下さい。

逃げて初めて解放されることもあるのですよ!

私みたいにタガが外れるまで我慢する必要はないです。

 

私の元職場は気が狂った人や蒸発して行方知らずになった人もいました。

あまり、無理しているとあなたも本当に人間でなくなってしまいますよ。

完全に精神がやられると元には戻りません!

 

 

最後に上の表から働き甲斐のある人間らしい仕事についての定義をみていきましょう!

 

Workers’ rights respected.

ワーカーの権利が尊重される。

 

Worker free to refuse or cease work.

ワーカーが仕事を拒否したり辞めたりする事は自由。


Worker paid fairly (at least the minimum wage).

賃金は公平に支払われる(少なくとも、最低賃金は)

 

Workplace is safe.

職場環境が安全

どうでしたか、こんなにしっかりと人間らしい職場はどんなところか分かりやすく法律の中でまとめてある国、オーストラリア!!

 

労働者の権利がしっかり守られていて素敵ですよね!

 

悪さをする人がいてもこの Modern Slavery Act を提示するだけで説明できてしまう。しっかり、告発する組織  Fair Work Ombudsman に報告することもできる。

 

もし、クレームが通らなかったりして

仕事を直ぐに辞めたって誰も我慢しろとか働かなくていいのかとか言いません。

 

好きな時にまたトライすればいい。

 

やる気がでたら新しくチャレンジすればいい。

 

一度、立ち止まったりつまづいても誰も気にしません。

 

失敗する事が許される社会、

それでこそ発展した未来が気づけるのではないでしょうか!

 

人間らしい働き方をしていない


正にそれは社畜です

 

社畜は奴隷制度の中に取り組まれた歯車でしかない

 

もしあなたが奴隷だったら、壊れてはいけない、逃げて下さい

 

逃げる事は自分を愛しているという事だから、素敵な事なんですよ

 

あなたの身はあなたで守って下さい!

 

 

たまには、自分を労わってあげて下さい

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