猫の手借りて、オーストラリア大解剖。

オーストラリアで体験したアッと驚く事、信じられない事実をシェアします!

移民に違法労働をさせる大企業クラ〇ン

 

オーストラリアは労働者に優しい国として知られている。

 

勿論、一般的にはそうだ。でも、弱者を騙し搾取して自己の利益にしようとするそういう会社も存在する。会社の規模には関係ない。経営者の倫理観の問題だからだ。

 

現在の資本主義社会において、抜きんでるためにはコストを削減する必要がある。

 

会社の会計においての観点だけで見ると、やはり一番コスト削減しやすいのが人件費だろう。道徳的に良いか悪いかと言う話ではなく、人権無視をして安月給でこき使えば一番コスト削減に繋がり利益が上がる。

 

一番楽な方法は、日常的に賃金をケチり、表向きにはクリーンな雰囲気を保ち会社のネームバリューを下げない。これに尽きるだろう。

 

要するに、日常的に詐欺を働けばいいわけだ!

言い換えればこれは犯罪だ!

 

しかし、オーストラリアにおいては最低賃金の保証制度があるので、しっかりその法律を守れば低賃金で働かせる事は不可能だ。それに加え、オーストラリア人は自身の生活を大切にする人が多く、それが乱されると感じれば主張する人間の方が寧ろ多いし、法律が守られていないと分かれば政府機関に報告しに行く人間も多い。

 

なので、犯罪行為を現地人に行うのは大変難しくなってくるし、この情報化社会にネットなどを使って拡散されても困ってしまう。

 

そんな時に狙われる人間は、現地の法律やしくみに疎い一時滞在ビザを持つ労働者だ。

※一時滞在ビザ:労働ビザ、ワーキングホリデービザ、学生ビザ、卒業生ビザ

 

その中でも、英語力が低い人間が餌食にあいやすい。何故なら、言い返せないし、脅されればそのままひるんでしまう場合が多い。悪い人間には言い返さなくては酷い目にあうのがオーストラリアだと思った方が良い。

 

その他には、将来永住権を取得して滞在したいと頑張っている人間だ。自分達の言う事を聞いていないと将来のビザがどうなるか分からないよという脅しを使い、騙す。

 

別にあんたらの言う事を聞くか聞かないかでビザの未来が分かる訳ではない!

 

その時の運と能力、それに加えて移民法がどうなっているかによる事を分かっていない人が多すぎるし、だからいいカモにされる!

 

 

私は、自分のクラスメイトの中でも低賃金で倍の時間働かされそうになりそうになった人間を見た。

 

それは、賃金を普通の半分にして2倍の時間働かすというものだ。これで、一人分の人件費を浮かすことができる。

 

彼女はかなり英語力が高い人間で、現地の法律などもちゃんと目を通している優秀な人間だったので騙されなかった。

 

「それは違反なので、やめさせていただきます。それにビザの規定があるので長時間働きすぎると違法になりビザが剥奪される可能性が上がるので困ります。」

 

としっかり言って断ったと言っていた。

 

へえ、そんな酷い事をする会社があるんだなあ。と思ってどこの会社か尋ねたら大企業であるクラウンリゾートホテルだった。

 

しかし、そういう事例は一度も公になった事がない。

こういうのって、氷山の一角なのかな?とも感じていた。

そんな話はクラウン以外でも耳にするからだ。

 

クラウンリゾートは、オーストラリアではかなり有名なエンターテイメント複合施設を経営する会社でカジノ経営で有名だ。そしてホテル経営も行っている。

 

まあ、カジノ経営という点から見てもグレーな部分は沢山ありそうだが、この会社は前からかなり胡散臭い事ばかり行っているし、政治家への寄付が多い事でも有名だ。

 

寄付金の多さで抑え込みが効いていたんだろうか?

 

いろいろなところに目を配っていない人間だと、最近はクラウンには良いイメージを持っていた人も多いはずだ。何故なら、コロナウイルス専門病棟で活躍した医療従事者を特別にもてなす様なキャンペーンも行っていたからだ。

 

表向きに良い顔をしていても、本当に良いところなのか分からない事例だろう。

あまりにもクリーンなイメージばかり表に出すのは怪しい場合も時として多い。

 

しかし、ここ数日現地メディアでこのクラウンリゾートの悪事が報道されている。

 

まとめると、組織的にマネーロンダリングを行っていたという証拠があがり、政府機関から監査を受けているにも関わらず無視をしていたという事だ。

 

それで今、今後のクラウンリゾート(特にカジノ)の行方が危ぶまれている状況だ。

 

このコロナウイルスで国境が閉じ、国外からの観光客がいない状態なので経営が前よりは苦しいはずだから悪事を抑え込む金が不足したのかな?とも考えてしまった。

 

やはり従業員に悪事を働く会社は、会社のオペレーションに関わる大枠の部分でも詐欺と言う名の犯罪行為を働く良い事例だ。やはり骨組みが脆いのだから、土台が頑丈になるはずがない。

 

クラウンで違法労働をさせられそうになって断った彼女の話を思い出すと同時に、こちらで有名になったもう一つのケースがある。

 

それはセブンイレブンの事例だ。

 

手口は全く同じで、賃金を普通の半分にして2倍の時間働かすというものだ。

ここは学生ビザ所持者を沢山ターゲットにしてきた会社で有名だ。

 

初めは何も分からない人間でもだんだんと変だと思い始め、尋ねたりクレームを出す場合がある。その時に、学生ビザに労働時間数の制限があるという規定を持ち出してゆするのだ。

 

例えば、

 

「お前、学生ビザでは2週間に40時間しか働いていけない事になっているのを知らなかったのか!もうすでに80時間働いているお前がそんな事言ったら移民局に報告するぞ!ここで永住したいと思って来たんだろ。俺がそのこと言ったらお前は強制送還されるぞ。それでもいいのか。」

 

というような台詞を吐くというわけだ。

 

この手口で、長年成功してきたらしい。

 

しかし、そもそも雇った時点で現地の法律の義務を守らずに従業員に奴隷労働をさせている会社な時点で法的に罰せられるはずなので、この脅しは通用せずに違法行為となるという事を知らない短期滞在ビザの人間も多い。

 

だからこういう詐欺行為を平気で行う会社が出てくるんだと思う。

 

私だったらこういうヤバい会社は辞めるか逃げるかするけれど、もし継続して働き続けたいのであれば社会人のマナーとしては上に言う事も大事なのかもしれないが、それでそもそも会話できない場合は、政府機関に報告する事をお勧めする。

 

 

オーストラリアで違法行為を働く会社の報告は

 

オーストラリア政府のFair Work Ombudsman 

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

https://www.fairwork.gov.au/

 

 日本でお困りの方は、労働基準監督署

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

全国労働基準監督署の所在案内 |厚生労働省

 

これらの組織が対処を行います。

 

クラウンの違法な雇用については表に出ていない情報なので書く事を迷いましたが、今回のニュースを何度か見るうちに書き残しておこうと思いました。

 

何故かというと、セブンイレブンの事例を見ても分かるように全く手口が同じだからです。

 

違法な会社や組織はオーストラリアにも存在します。

深みにはまらないように、何かおかしいと思ったら必ず法律を確認しましょう!

 

また、こんな感じの話は書きたいと思います。 

 

 

騙してくる人間には、英語で言い返せるくらいの能力があった方が海外では安全です。

学習経験者の私が勧めるアルクのおすすめ講座を貼っておきます。

 

論理的に説明できないと悪い人間のカモにされやすいです。

IELTSのスピーキングモジュールは論理的な会話のトレーニングに役立ちます。

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