日系通信会社に詐欺られた話。
前回の記事では、西オーストラリア現地の不動産屋から詐欺まがいの金銭を要求されそうになった話を書きましたがこういう犯罪をしているのはなにもオーストラリアの会社だけではありません。
私は日本のサービスは世界でも優れているという事は信じていたしオーストラリアの環境に慣れるまでは日本のサービスを安心して使っていても大丈夫だと思っていました。
でもそれは誤解というか、全く違います。自国のサービスだから安心していても幻想の場合だってあります。
だって良く考えてみたら分かると思いますが、日本国内に詐欺のような会社が存在しないという事はありえないからです。
すべての会社が優良なサービスを提供しているという事はありえませんよね。
だから基本的に直ぐに業者を信用してはいけないんです。
それを私が最初に実感したのは、西オーストラリア州のパースに着いて直ぐ契約した日系の携帯電話会社ニッ〇ルコミュニケーションズという会社のサービスを受けた時です。
最初、パースに到着した時は、外国に到着した直ぐという事で不安があったのと、オーストラリアの通信会社や携帯電話をどこで入手していいかなど全く分からない状態だったので当時利用していたエージェントから勧められたこの会社にお邪魔したのです。
スタッフたちは大変親切で、私にスマホの格安プランを勧めてくれた。
その当時の私はガラケーを使用していて、スマホがどれほど便利な物か分かっていなかった。だからこそ、説明を聞いていると大変魅力的に感じた。
どうも格安でアンドロイドのスマホを手にする事ができて、尚且つデーター容量のサービスもオーストラリアの通信会社よりも格安の料金プランで提供してくれるという話。
これだけ聞くと、いい話しかない!
それに携帯電話はホームステイ先のマザーや日本との家族との連絡にも必須だし、できる限り早く手に入れる必要がある。慣れない土地でお店を探したり契約する会社を探したりしているのはとても手間取るし楽をしたかったという気持ちも先行したから直ぐにこのニッテルという店で契約を決めた。
だけれど、やっぱり世の中そんなうまい話ばかりではないよって話です。
このスマホとやらは(メーカーはサムスン)、安く手に出来た事は良かったとはいえスマホとして有効活用できるのには程遠いスペックでした。それに通信状態も異常に悪く直ぐに遅くなる代物で。。
いくらスマホでも正直言って今まで持っていたガラケー以下の性能に感じられました。だからほとんど使用しなくなり、電話とショートメールしか使用せずガラケー以下の使用頻度になりました。
それに料金も安いとはいえ、自分で気を回して色々な店を見た結果、地元オーストラリアの大手通信会社でも十分、この日系通信会社の料金プランよりもお得なプランがあるといった状況。
はっきり言って、このニ〇テルという通信会社は現地に到着したばかりで何も知らない不安な日本人をカモにして現地の通信会社よりも安いサービスと嘘をつきなおかつ実際はたいして良くない質の悪いガラケー以下の機種を勧めているのに良い性能のスマホを使用できると詐欺を働いていたという訳です。
特に私の場合は、スマホを使用した事がなかったので本当に騙しやすいカモだったのでしょう!!本当に上手な商売と感心してしまいます。
あまりに使いにくいスマホ(!?)だったのでほとんどiPadとラップトップを使用していたんだから本末転倒でした。
ともかく使いづらかったので、途中からはiPhoneをゲットし現地の通信会社に変更したので料金も格安で快適に使えている状態になりました。
あのとき、ニッテルに与えられていた不便さは何だったのかという感じです。
だから最初慣れないうちはこの会社を使っていてもいいけど、早い段階でしっかり現地サービスを使った方がいいよという話です。
日本は一般的にはサービスが良い会社が多いとかいうけれど、留学生や短期滞在者で現地の事を知らない人は情報弱者だからそれを悪用して適当なサービスや詐欺まがいの物を売りつけている日系の会社がある事は事実なので直ぐに信用しない事が重要なんです。当時のニッテルもその一つの例でした。
今は随分時が経過しているから改善していればいいなあ。
本当に酷い有様でした。
それに契約終了させようとした時にこの会社、本当におかしな事があったのです。
なんと私が使用していない分の残りの料金を返金したいから私のクレジットカードの番号と裏面に記載してあるセキュリティー番号を提出するようにと求めてきたんです!!
おかしいですよね!
だってクレジットカード番号やセキュリティー番号が分かったって、そこに紐づいている銀行口座の情報は分からないはずだから返金なんてできないはず。。
しかもこれって立派な個人情報でどうして教える必要があるのでしょうか??
本当に返金する気があるなら銀行口座やオンライン決済サービスなどに紐づいているメールアドレス等を尋ねればそれで十分なはずなので、、
契約時に住所などの個人情報を教えているから、正直何を企んでいるのかと考え背筋に寒気が走りました。
普通に返金どころか不正利用や個人情報売る事で儲けるのかとさえ疑ってしまいました。
もちろん、そんなものは真っ正直に記載していません。怖いので、、
しかもそんな決まり契約時に聞いていませんでしたから、普通に犯罪です。
ただ、本当にしつこくしつこく何度も尋ねてきて気味が悪かった。。
最初はオンラインに入力するように言われたのですが、そのサイトもちゃんとセキュリティーがかかっていない、言い換えれば暗号化がされていないページだったので勿論拒否しました。
個人情報を漏らすの狙っているのかと思います。。
オーストラリアにも日本にも詐欺のような商売をする犯罪集団が存在しているという事が非常に勉強になりました。
なんでもそんなにうまい話はないので、最初は疑ってかかって自分で情報を精査する。胡散臭い商売人はともかく良い事や甘い事しか言わない。マイナスな情報を教えない時点で怪しいと思うべきなんですよね。
前回書いたオーストラリアの不動産屋の件や、この日系の通信会社もそうだけど契約にない事を必然と要求してくる手口というのも非常によく似ています。
本当は犯罪行為なのに気づかない人や騙される人、または歯向かわずに従う人がいるせいで平然と世の中にこのような組織が普通に居座ってしまっていてもどかしさを感じます。
上手い事ばかり言う金が絡む話は疑ってかかり、決して契約以外の金銭を払わないようにしないといけないのが本当です。
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