猫の手借りて、オーストラリア大解剖。

オーストラリアで体験したアッと驚く事、信じられない事実をシェアします!

自由度が高いオーストラリアの就職活動

 

私は日本の就職活動に異常さを感じていて、全くやりたいと思わなかった。

 

前回書いたプロフェッショナルイヤープログラムで面接まで経験したうえでいうと、オーストラリアの就職活動の方が自由度があって好きだ。

 

だけどいっくら何でも時代は変化しているから、私の時代よりは日本の就職活動も変化しているんだろうなと思っていた。しかし、知り合いづてで話を聞いたらほとんど変わっていなくてビックリしてしまった。

 

私の大学時代の話をすると、、

 

大学時代周りの人間が早めに就職活動を始めていた時、私は大学発ベンチャー創出のプロジェクトに関わっていてそれにやりがいを感じていた。正直上手くいくことは簡単ではないと思っていたが、担当教員の人柄と未来の技術の可能性に心惹かれて興味を持った。この間にも、本当に色々な修羅場のような事態が起こったりもしたがこの経験も私を大きく成長させてくれたので本当に価値がある期間だったと思っている。

 

最初は両親も就活を早くするように言ってきたりしていたが、私の熱意に押されたのか単に諦めたのか分からないが途中からはこの活動を応援してくれていた。

 

遠方に派遣されながら研究員としての対価を頂いて地元大学での学業と社会人生活を掛け持つような日々、あまり寝ない事まであって自分でも良く耐え抜いてきたとビックリしている。

 

私は自分の人生においてこの活動の方が就職活動よりも有意義と考えていた。

 

何故なら先輩方が早め早めに行動し名前の知れた大企業に就職して技術者や研究職についても、誰一人として目が活きていない。

 

正直言って、私が所属していた研究室は教授が有名人で沢山の依頼された研究をこなすために院生を使っているようなところがあり控えめに言ってブラック研究室だった。

 

どれほどの技術か分からない人間から見ると宗教のような異常な組織に見えると思う。でも一つ言えることはそんな中でも研究に誇りをもって生き生きとしている人間もいた。それは新しい技術という物に魅力を感じ、その教授の功績に対して本当に尊敬しているからだと思っている。

 

そういう好きで研究をしていたような先輩でさえも、名の知れた大企業に研究職として就職してから目に力がなくなり口を開けば直ぐに愚痴を言うようなネガティブな人間に変わっているのを何度となく目撃してきた。

 

私がベンチャーに興味を持ったのはもともと経済に興味を持っていてビジネス雑誌を読み漁っていた時代があったからだ。

 

(キャリアウーマンにでも憧れていたのかな?)

 

ビジネスの勉強の甲斐あって、これからの時代大企業に就職しても業績が上がっていくわけではない可能性も十分にある。そんな会社に入るために理不尽な就職活動を長期戦で行う事にどんな意味があるのか?といつも考えていた。

 

私の時代は就職難で同級生は何百社もエントリーシートを書くような人間もいたし、変な作法やセンター試験のような勉強までする人がいて見ているだけで寒気がきて自分はこんな事したくないなとずっと思っていた。

 

だって大企業に入っている人から希望のような話は何も聞かなかったからだ。

 

時間を浪費だけして幸せを感じる事も出来ない未来だとしたら何のためにその労力を使う必要があるんだろうか....

 

私が理系を選んだのはそもそも科学や数学が好きだったからという事だけではなくて、一番自分が好きだった死んだおじいちゃんが物を作る人間だったからだ。だからモノづくりに興味があったというのが根底にあった。

 

だからどちらかと言えば、基礎技術を探求している人や職人がいるような中小企業やベンチャーに興味を抱いていた。

 

このような場所ならいつでも募集をかけているし、たとえこのベンチャーと大学に残らなかったとしてもそこから就職活動をすればいいと思っていた。

 

だから私の就職活動のスタートは普通の人間より1年以上も遅れていた。

 

そのためにそんなに何社も受けているわけではないが、それでもかなり苦痛極まりない事ばかりで本当に異常な世界が繰り広げられていると思っていた。

 

オーストラリアで就職活動して日本の就職活動がやっぱり異常だったんだなという事を確信した。

 

以下に、どれだけおかしい仕組みなのかオーストラリアと比較して書いていこうと思う。

 

履歴書

 

日本

 

一部の企業を除いては未だに手書きが推奨される。ほとんどがフォーマット化されていて同じ事を書くだけなのに、何枚も作成する必要があり時間が浪費される。間違えると書き直しを強いられ効率が悪い。

 

長く時間をかける事により誠意が表れるとの説明をよく聞くが、

長く働かせているのに業務効率が悪い会社に似ている。

 

字から人柄が分かるとか言うメチャクチャな理論も聞く。

字で人格を判別できる人がいるなら、詐欺師やサイコパスは自分で文字を書かなければOKとなる。おかしな理屈だ。

 

文字が汚い人には、文字を書かなくていい業務があるはずなので全く意味なし!

 

何故、年齢を記載する必要があるのだろうか?これは普通は年齢差別に当たる。

 

顔と能力は関係ないのに何故写真が必要なのだろうか?

就職活動の前に整形しに行っている人間も見た事がある。

整形外科医の技術を見て採用するというのだろうか?

 

オーストラリア

 

寧ろ、パソコンで制作しないとIT技術がないと思われてマイナス要素になる。

 

同じところはコピーアンドペーストするだけでいいから時間対費用効果が高い。それにすごく楽。

 

空いた時間で企業分析を行い、履歴書そのものに自分のアピールポイントを加え記述を変えていくのが普通。そもそも応募企業の事を良く知っていないと良い履歴書が書けない、そこで応募企業に対しての熱意が伝わる。

 

履歴書に必ずカバーレターという物をつけて自分についてアピールする機会が設けられる。ここでその企業に対し自分がいかに適正であるか記述する必要がある。

 

日本に比べて、企業側と候補者側共に効率が良い仕組みになっている。

 

勿論、年齢記載や写真は必要ない。それは差別になるからだ。

 

個性

 

日本

 

個性などは要らない。いかに決められた暗黙ルールに従うかが重要となる。

逆を取れば、すべての人が同じような価値観のように見せる必要があるから、演技力が重要となって来る。

 

言い換えてしまえば、どれだけ上手に嘘を吐くことが出来るかにかかっていると思う。

 

そのために決められた台本を完璧に暗記し、その通りに動くことが出来るかが求められる。

 

インプットした内容をアウトプットする流れは機械の動きに似ている。人間臭くない人を雇おうとする会社。先が見えている。

 

自分の意志で動かない機械人間を雇うくらいなら、IT化とオートメーション化を進めるだけで解決するはずなのに何故しないんだろうか?

 

オーストラリア

 

個性は重んじられる。見られているのはその人個人の特性や魅力、コミュニケーション能力や学業。それを総合的に判断し、自分の会社にあっているかの判断を下す。

 

自分らしさを出して選んでもらえる、応募者にとってこれだけ良い事はない。企業側も適材適所、ITで出来ない事の代わりを人間で回すことができて非常に効率が良い。

 

個性を出すことで会社に会った人間を雇用しやすいメリットもあるので、社内の空気が良くなりやすい。

 

面接

 

日本

 

時間が長い。業務に関係ない個人的な質問をされる場合がある。

そして、疲れる!

 

圧迫面接という悪い文化がある。ストレス耐性を見るために行っている場合があるが一見ハラスメントにも見える。私はこれで泣いている子を見たことがある。

 

因みに私は

 

「あんたさあ、自分が能力ないって分かってる?どこも受からないよ!」

 

と言われた経験があります。

 

優しく笑顔で迎え入れられて、和やかなムードで進んで最後の質問で突き落とされました。なんかジェットコースターみたいですね....楽しかったです!

 

それで、

 

自分の能力がいかにあるか、どんな経験をして来たか一生懸命アピールしたら、落とされましたw

 

正解は

 

「どうもすみませんでした。もっと勉強して精進して参ります!」

 

だった事が後に分かりました。

 

こんな風に咄嗟に答えるの、ちょっと無理です。

 

あっ!暗記すれば良かったか!

さぼってて熱意が足りませんでしたね!

すいませんでした!勉強いたします!www

 

オーストラリア

 

時間が短くて疲労感が少ない。面接官と候補者はお互いに対等な立場なのでフレンドリーに名前を呼びあいながら会話出来てストレスフリー。

 

その会社に質問する事も出来てそれでいろいろ分かる事もあるし、熱意のアピールも出来る。

 

面接は主に候補者のコミュニケーション能力や適性、人と上手くやっていけるかを見ている。それに加えて、業務内容に対するやる気やどれだけ熟知しているかも見ている。

 

求められた人材かどうかをフィルターにかけて選ぶ場で効率が良い。

決められた台本がないので、その人がどんな人物か分かりやすいしこれは会社側と候補者側双方のメリットになる。

 

ちなみにオーストラリアで圧迫面接なんかしたら直ぐに問題になると思う。

 

どうでしたか。

 

オーストラリアの就職活動は日本と比べて随分と自由度が高いと言えると思います。

就職したい時期を自分で選ぶことも可能だしそれもかなりいい事。

 

未来には日本の就職活動の異常さが少しでも改善されると良いなと願っています。

 

 

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