オーストラリア生態系を破壊する猫
私は猫に偏愛していると同時に憧れてもいる
猫が自分の予想どうりに動かなくてもそれさえ愛しいし、ひっかかれても許せる。
自分の好きなように行動し、人間の思うままに行動しない所に憧れている。
なんなら、猫になってしまいたいとよく思っている。
だって人間ほど身勝手な生命体はいないと思っているから。
自分の場所を自分で選ぶ猫が私のロールモデルであり、誰にも媚びたくない。
己の意志があってもついつい流されそうになるのが人間たる者、
それは楽なのかもしれないが、幸せになれない、そう思っている。
そんな風に考えている私だから、
伝えたい事がある時、誰にも左右されずに自分の心で発信したい。
そう思いこのブログのタイトルも決めた。
それほどにまで、私が愛してやまない猫という動物がなんとオーストラリアの生態系を破壊しているというではないか....
そんな話を耳にしても、まだ猫を愛している私は、偏愛マニアなのかもしれない。
憧れや愛情を持っている物についてはやっぱり深く調べたくなってしまう。
なぜ、猫がオーストラリアの生態系にとって憎き存在になってしまったのか以下に記しておきたい。
1.どんな猫が動物を殺しているのか?
外を歩く事を許されている飼い猫
野生化している猫
2 1年にどんな動物がどれだけ殺されているのか?
外を歩く事を許されている飼い猫
1匹あたり平均して186の爬虫類、鳥、哺乳類 (59%がオーストラリアの動物)
8300万のオーストラリア出身の爬虫類、8000万のオーストラリア出身の鳥
全体に3億9000万の動物
参考URL
野生化している猫
1匹あたり平均して748の爬虫類、鳥、哺乳類
3億1600万のオーストラリア出身の鳥
5億9600万のオーストラリア出身の爬虫類
参考URL
Feral Cat and Fox Control - AWC - Australian Wildlife Conservancy
3.どうして問題なのか?
オーストラリア特有の生態系を壊し、34種類の哺乳類の絶滅を招いてきている。それに加え、現在も少なくとも120種を絶滅の危機に陥らせている。
参考URL
この上記3項目を見る限りではオーストラリアにとって害獣と言わざる負えない猫という生き物。
しかし私は猫を無条件に愛しているため、
どうしても猫目線からも考察してみたい。
猫の本能として狩りがしたい!
狩りをすれば、食べたくもなる!
え、なんか猫がいけない事をしたの?
これは猫様の欲求だし、仕方ないんでないの?
私が猫でも同じ事するわ!!
我慢できんわ!!!!
と、いうことで
猫に贔屓目で考察してみた。
a) 飼い猫でも外に出されたら、欲求が我慢できない問題
本能があるのは仕方がない事、
どうしても、外に出れば欲求が爆発してしまう。
一度外の喜びを覚えたら最後、
それを我慢させるのなんて人間のエゴというもの
でも、生態系の破壊はどうすればいいの?
解決策
ペットの猫として生まれた以上、人間に管理されてしまう宿命。
一度、外の世界を覚えて欲求が出ているのにそれを押さえつけるとは酷な事。
であれば、最初から出さない方が良いと考えざる負えない。
猫様だって悪者にされるのは嫌だろう。
嫌われれて、毒を蒔かれる可能性もある!
現に州によっては猫の駆除のために毒入りの肉団子を空から蒔いたりとかいう事を試していた事もあるんだ!
猫を憎んでいる人間だっている!
いつ殺されてもおかしくないんだ!!
少し可哀そうにも感じてしまうが、トレードオフの考えを取るしかないのではないか、リスクも少ないし、それが得策なんだろう。
ごめんね、猫様!!!
でも、猫様にも利点がある。
家の中のみで飼われた猫の方が長生きという事が証明されているからだ。
それに毒のものを食べて死んでしまうリスクだって減るだろう。
でも、結局は人間のエゴでペットとして生まれたのに抑圧されていると言わざる負えない。だから、私は家で狩りに似た遊びをしてあげる事で狩猟本能をできる限り満たしてあげる事が必要だと思う。
b) なぜ野生化された猫がいるのか?
動物を食い荒らす程の猫様はいったいどこから来たのだろうか?
リサーチしてみると、オーストラリア政府のHPから野生化した猫についての以下の文章が見つかった。
"Cats are not native to Australia. They arrived in Australia as pets with the first fleet. Over the last 200 years, many domestic cats have become independent of their owners and bred to become feral."
猫はオーストラリアで生まれたものではない。猫らはペットとして船隊と共にオーストラリアに到着した。過去200年間、沢山の飼い猫が飼い主から自立していき、そして繁殖を繰り返し野生化していったのだ。
引用元:
えぇーーー!
これって簡単に言ってしまえば、ペットだったのにそこら辺に放ったって事で、それがオーストラリアの生態系破壊につながったんだから完全に人間の責任じゃん!!!
猫様は全然悪くないんでないの?
多分、繁殖してきて大変になってきて放してしまったんだろうな....。
とも思うけれど、、
まとめると、やっぱり人間の身勝手な行動によって起こった事なんだと思う。
なのに駆除をしようとするのは、人間の自分勝手な行動と思わざる負えないのではないのだろうか?
ところで、オーストラリアはこの野生化した猫に対してどんな取り組みをしているのだろうか?
●背の高いフェンスを建てて、猫の侵入を防止
●フェンスの向こう側は、罠にかけたり撃ったり、猫が住んでいる場所を燃やしたりもする
●山火事のパターンと猫の行動パターンの相関関係を取る研究
●遺伝子配列や性染色体のマッピングを行う事で、個体群生態学と繁殖行動をより理解する試み
(繁殖行動自体を、遺伝子工学の分析によって阻止できないかの研究)
参考URL:
Feral Cat and Fox Control - AWC - Australian Wildlife Conservancy
侵入を柵で防止するのはいい考えと思うけれど、猫を愛している私にはその他の試みにはなんだか心が痛んでしまう。仕方がないのだけれど、、
その一方で、私はオーストラリア特有の動物も好きだ。
だから当然オーストラリア生態系が破壊されるのは悲しく思う。
でもそういった記事を読むたびに、そこに猫の存在があり、猫に偏愛している私はいつも複雑な気分になった。
そこで調べてみた結果、野生の猫が増えてしまった原因は過去の人間の行動が発端だったことが分かりました。
もうこれは過ぎて去ってしまったどうしようもない事実、であればこれ以上、猫が一方的な敵とみなされないように、飼っている人は責任を持って猫を家の中で安全に育て慈しむ事をして欲しいと強く思った。
オーストラリア生態系を破壊しているのは猫ではなく、
人間の行動が元になっていたという話でした。
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