売り込まれずに自分を売り込め!
以前も書いたが、オーストラリアで就職するためにはコネクションが必要となってくる。
なぜなら、オーストラリアはコネ社会だからだ。
私は大手教育プロバイダーでプロフェッショナルイヤープログラムという講座を受講し、このコネクション作りについてもいろいろ教えてもらった。
その講座では、ネットワーキングイベントに出席して、レポートを提出する事も課題となっていた。それに私もこういったイベントには興味があって自分から出席したものもある。
それで思った事は、
売り込まれずに自分を売り込め!
という事だ。
結論から言ってしまうと、私はネットワークイベントの中でも交流のみを目的にしていて大人数が参加するイベントは行っても時間の無駄と感じた。
その理由は、内部にステルスマーケティング要員(ステマ要員)や営業担当者が多数紛れ込んでいてバレないように売り込みを行っていると体感したからだ。
※ステルスマーケティング:
中立的立場を装い宣伝であると悟られないようにして良い評価などを拡散し印象アップを行うマーケティング手法
特に大きな団体が主催しているネットワーキングイベントは、その団体に所属する各企業の営業マンまたはステマ要員、そしてその団体のブランディング要員が一般参加者にバレないようにこれまたステマ要員として紛れ込んでいるからだ。
彼らの特徴は、ともかくフレンドリーで良く話しかけてくる。だけど不思議なのは、こちらの事は尋ねてきても自分の事はあまり話してこないという部分が共通している。
そして、薄っぺらい話しかせず深い話を全くしない事も特徴だ。
話が盛り上がって来ると、自分が担当している団体の講座を勧めて来たり、不動産投資や投資による地方移住の話を持ち掛けて来たり、自分が使ってよかった商材についての話をし始める。
一般人で私と同士のふりをしながら売り込んでいるので、笑ってしまう。
勧めてきている物に対して、突っ込んだ質問をしてみると一言二言発した後に直ぐ逃げていくので、たぶん前もって暗記している事を言っているのかなとも勘繰ってしまいすごく面白かった。
あとから連絡を取りたいからと言うと名前を教えてくれるので、後からLinkedInで検索すると、簡単に正体が明らかになった。
※LinkedIn(リンクトイン):
ビジネス版のフェースブックのようなもの、オーストラリアでは大多数の人が使用するSNS
それにいけないのは、こういうネットワークイベントはバーで大人数で集まる事が多く、周りの声も大きいので人の会話が良く聞こえない。
しっかり色々話そうと思ってもそもそも無理な環境だし、自分の売り込みなどできる場ではなかった。ステマ要員や営業部員に捕まる環境、本当に行く意味なしの場所だと思った。
だったら、どんなネットワークイベントが良いのだろうか?
私は何か目的が設定されているようなイベントで、立食もあるようなそういう会が良いと思う。そうすれば、少なくとも意見交換とかをする機会ぐらいはあるだろう。
例えば、
特定の技術や知識に対する勉強会
新しいソフトウェアなどについてのワークショップ
とかが当てはまると思う。
こういうのであれば自然と話す機会もあるし、少なくとも知識くらいは持って帰れるから無駄な時間にならない。
あとは、スポーツを一緒に楽しむとかそういうのもある。
私はちょっと試したことはないけれど....
だけれど、こういうネットワークイベントの勉強会系のに出た事もあるけれど、そのパネリストの中にも自分の会社の商品を明らかに売る目的で参加している人がいてちょっと引いてしまった。
話のところどころがすべてその商品と結びついているという事実、そしてその商品がその人の会社に結びついているというので締めくくられる。
本当に臭すぎて無理な感じだった。
スタートアップ企業にこういうのも多いから、見極める眼が必要だ。
大学で主催されたワークショップのような物に参加した時は、殆どがその大学の関係者(教員や院生)で占められていて、何だかアウェーな場所に放り出されたような気分になった。
不思議なのは、出席名簿には名前が沢山あるのに欠席者の多い事....コネクションをつくるのは当然無理な環境だった。
一生懸命、挨拶をしたりしていたら、またもや大学関係者から大学院コースを何度か勧められてしまった。
売り込みにあってしまった!
なので、ネットワーキングのイベントで
売り込まれずに自分を売り込む事はかなり難しいという事を実感した。
時間の無駄にならないように、なるべく自分が知識を持って帰る事ができる場所に参加する事が重要に感じた。
それでもし、コネが作れなかったとしても後悔が少ないからだ。
ここまで読んできて勘が良い人はもうお気づきになったかもしれないが、
オーストラリアでイベントみたいな場所に参加してコネクションを作るのはあまり期待できない。
まあマーケティング要員ではない人で話せる人がいるにはいるが、そこで自分を売り込むことができるかはちょっと別の話になって来る。
勉強会やセミナー、ワークショップに参加する人は自分よりももっと知識レベルが上の人から学びたいと思って参加しているわけだから、自分と同レベルの人と知り合いたくないと思っている可能性も高い。
それに仲良くなったとしても、直ぐにでもそこから将来のキャリアに繋がるようになる事は考えにくい。親友にでもなれば、その人の人脈の中に取り込まれる事になるのでその先には自分の売り込みをできるのかもしれないが、かなり即効性が薄いと思われる。
だからこれからゼロの状態で、自分を売り込んですぐに仕事を見つけるのが目的であるのなら、ネットワーキングイベントなどの販売員のカモになってしまいやすいようなイベントに参加するのは時間の無駄だ。
どうしたらいいのか、効率がいい答えはただ一つ!
遠回りに見えるかもしれないが、
以下の方法で、自分で会社を探しコンタクトを取る正当法を取るべきと考える。
この方法なら自分から直でアクセスできる分、不確定要素が少ない。
1.自分でどんな会社があるか調べて、SNSやネットで連絡先を探す。
2.何とか人事までたどり着いたら、早速インスタントメッセージとEメールを送る。
(Eメールには履歴書とカバーレターを添付して連絡待ち。)
3.少し待って連絡がなかったら電話する。
4.後日、直接出向く
(履歴書、カバーレターをもう一度持っていく)
これを決まるまで繰り返す事は骨が折れるかもしれないが、必須なんだと思う。
当然、普段出会った人が自分にプラスと思うならその縁を大事にしていく事も大事な事だ。そこからどんな人脈が出てくるかは未知数だからだ。
人脈作りは大事だが、夢中になるあまり、
詐欺師やマーケティング戦略にかかってはいけない!
売り込まれずに自分を売り込め!!
これはネット上の世界でも、同じだ。
売り込んでいるつもりで、
あなたは売り込まれていませんか?
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