SNS使用に許可がいる??
昨日、興味深い記事を見つけました。
なんとオーストラリア政府がソーシャルネットワーキングサービス(SNS)を使う際には、ID(身分証明書)を100ポイント分登録する事を条件に使用可能にするという案を出したという事。
登録方法は携帯電話やSIMカードの契約の際の方法と同じようにしたいとの事。
と、いう事はクレジットカードの情報まで必要になってしまうのか?
記事によれば、SNSの種類は、Twitter、Facebook と Instagramそれに加えてTinderが含まれるようです。
何故、こんな事を考えているのでしょうか?
オーストラリア政府は、SNSの内部で行われる匿名でのネット上でのイジメや荒らしを防止するためと説明しています。
身分証明が必要という事は、SNSを使う時に自動車免許とかパスポートとかそういう物を提出しなければいけないという訳。(後クレジットカード?)
なんだかなあと思ってしまう。。。
でもこれって良く分からないのが、何故わざわざ身分証明書を求めるのかという事。
だって例えば、Twitter は登録の時に電話番号入れてるはずだし、Facebookだってメールアドレスとか入れてるしそもそも個人の本名を入れている。
だから、その個人を調べようと思えば簡単にできるはずでわざわざIDを求める理由が不明だ。
オーストラリアでネット上のイジメや誹謗中傷に対する法律はあるんだろうか?
調べてみると、オーストラリアではネット上での犯罪に対する具体的な法律が整備されていない。
ただだからといって、法律が適用されない訳ではなくて法的なアドバイスをしてくれる組織は存在するし、犯罪として処理される仕組みがある。
明らかに害がある書き込みを行っているユーザーに対しては開示請求を行う仕組みだってあるし、ネット上でのイジメや誹謗中傷に対しては既存の法律でもカバーできているし何件もの判例が存在している。
参考URL:
Cyberbullying laws in Australia - Lexology
Australian Defamation Laws and the Internet
Cyberbullying | Youth Law Australia
どうしてIDとSNSを組み合わせようとするのかと、考えると不可解極まりないと思う。
だって加害者側を取り締まる仕組みはもう既に十分存在するし、インターネット上の法整備だって急速に進められている状況になっているからだ。
Twitter上ではScott Morrison(スコット・モリソン)首相の事を#SovietScottと呼ぶスレッドが立ち議論が一時活発になっていた。
そりゃあ加害者を取り締まることがもう既にできる今の状況なのに、SNS使用者のIDを使用時に要求する事を考えているなんて案があるとすると、
SNS使用者の個人情報と思想を紐づけたいんだろうか??
と考える人がいてもおかしくない気がする。
私はいくらSNSでも、使っている時点でログというデーターが残っているし、登録する際に全く個人情報を入れていない訳ではないのでいくらでも投稿者の情報を調べようと思えばできる訳だから責任を持って使わないといけないというのは全く同じだと思う。
でもオーストラリアに限って言えば、公的な政府組織でさえも意外と頻繁にサイバー攻撃に合っている状態だからSNSにID提出なんか求められたら簡単に外部組織に情報漏洩するリスクが高まってしまうと思う。あんまりいい兆候ではないなあとも思ってしまう。
毎回、個人情報の提出を政府や会社などが求めるような報道を目にすると何だかモヤモヤしてしまう。
だって個人の情報をそんなに集めて何になるんだろう?
そんなに価値ある情報何だろうか?
昔、スノーデンの映画を見ていた時に(題名わすれてしまったw)、CIAが個人のSNSアカウントやあらゆる個人情報を集めたら情報が氾濫しすぎてサーバーの数が莫大に増えデーターが溜まり過ぎて大事な情報まで埋もれてしまい全く使い物にならなくなったとかいうくだりを見た事がある。
国家的な大組織が真面目にやっている事がバカみたいな事になったいい例。。
それよりも気持ちが悪いことは、携帯電話やSIMに契約する時って、少なくともオーストラリアではクレジットカードや銀行の利用履歴が調べられるはずでSNSの使用許可もそれと同じことを行うとしたらいったい何の目的があるのだろうという事だ。。
はっきりと分かっていない事が多いから想像しかできないが、SNS事業者が個人の購買能力を調べたいので政治家に案を出した事と、政府がSNS事業者に個人を特定した状態で投稿状態を調べ管理したいという思惑が合致したのではないだろうか?と思ってしまう。お互いWin-Winの状態??
いまやSNSはマーケティングに使用されるツールとなっていて、広告主から収入を得ている。各ユーザー毎に適切な広告が表示されれば、その分広告主の売り上げが増えまたそのメディアに広告混載を依頼するだろう。今、厳しい情勢なので個人情報をできるだけプールしておきたいと考える事もできるのではないだろうか?
もう一つの政府の投稿状態の管理というのが本当だとすると、少々気持ち悪い世の中だなと思ってしまう。
ただ不思議なのが、そんなに莫大な情報を上手く纏め上げる事が可能なのか?という点。。
人間そんなに単純じゃないので、すべての投稿をピシッとAIで分けて管理することなど可能なんだろうか?それにそんな事を管理しようにも莫大な発言や投稿内容までコントロールなどできる訳がない。なぜなら、表現の自由という物が保証されている世の中のはずだからだ。。
なんだか、訳が分からない事を考えているなあと思ってしまう。
SNS事業主にハッカーなどが入ってクレジットカードやデビットカードの情報が盗まれた場合そっちの方が心配だし、不便だろうと思う。
ただこの場合も、サイバーアタックなどされればすぐ分かるはずだ、、
それに本当のことを言ってしまえば、電話番号を登録したりメールアドレスを入れたりしている時点でクレジットカードの情報と紐づけられているのが現状な訳だから、何か状況が変わるのかと考えると良く分からない。
SNS使用が許可制であってもなくても、危機意識を持って使用しなければいけない事はなんら変わりないんじゃないかと思う。
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