死にかけた時、音楽が大麻の代わりになった話
私は、一歩間違えばオーストラリアで大麻を使用する事になっていたと思う。
それできっと今も大麻を継続して使用していたんだろうと思う。
何故かというと、私は結構凝り性だということと、一度習慣にするとやめられない事があるからだ。
凝り始めると、一つの事を何時間も平気で続けたりもする。
例えば、ピアノを気づいたら時が止まっていて6時間弾いていたとか、Netflixなどの動画を気づいたら何本も見ていたりだとか、1冊だけ本を読んでやめようと思っていたのに結局3冊読んでしまったり、考え事していたら一日が終わっていたとかそんな時もよくある。
毎日必ずコーヒーを飲むし、チョコレートを食べないと気分が悪くなる。これをしないと1日が上手くいかないとさえ思えてしまうからだ。
だから、自分で思うに、中毒になりやすい人間だと思う。
私が音楽好きでなかったらきっと大麻を使用して、今も常習者だったと思う。
何を言っているのかと思うかもしれない、でもあの時は何とかして痛みを取り除きたいし寧ろ死んでしまいたい。誰かに殺して欲しいと本気で思うぐらいだった。
ナイフで自分の全身が激しく刺されたり、切られているような感覚。
それが収まると体全体に鉛が乗っかっていて押しつぶされそうになる。
己の意志と反する体。手足が交互につると同時に、
波のように押し寄せてくる鈍痛。
夜から朝にかけて襲い掛かる、この悪夢のような現実。
死ぬことさえ許されない、操作できない己の身体。
意識していないのに叫び声が出てくるほど、痛みに支配されていた。
身体は感情を支配する。
私は生きていなかったし、死にたかった。
正に死にかけていた。
重症インフルエンザの後遺症、サイトカインストームで神経組織がやられた後。
治療が終わって何とか身体を元に戻していこうと頑張っていた日々、1日もサボらずにリハビリのプログラムをこなしていた。早く治して普通になりたかったからだ。でも、そうしようとすればするほど機能が戻ってもまた後戻りしてしまう。今度は筋肉疲労が激しすぎるからだ。脱力現象というやつだ。
夜から朝にかけては痛みで全く眠れないから、朝から訪問リハビリの方が来るまで準備だけして寝て待っている。そういう生活を続けていた。それに昼でも常に痛みがある状態。おそらく熟睡しない状態の浅い睡眠を毎日3~4時間程度で過ごし続けたんだと思う。
ある日、リハビリ士から
「顔色悪いし元気なさそうだけど大丈夫?」
と尋ねられた。
熟睡できずに3~4時間程度しかずっと寝ていないのでそうなるのは当たり前だ。
その時に、この夜の苦しさをこのリハビリ士に話した。それに常に体が痛い。
すると、彼女は私に耳元で静かにこう呟いた。
「我慢することないよ。痛みを和らげるし気持ちが良くなる方法がある。そんなに無理をしちゃだめ。体がおかしくなっちゃうよ。人は痛みでも死ぬことがあるんだよ。本当は駄目なことなのかもしれないけれど、あなたの場合だったら処方する事が出来るものがあるから違法じゃない。私にそっと言ってくれれば楽になるものを渡してあげるから。。」
私はここで直ぐに あっ、これは医療大麻の事だな! と察しがついた。
でも私は自分の特性を理解しているので咄嗟にこの誘いを断った。
私はその鎮静作用を覚えるとずっと逃れられなくなるそんな気がしたからだ。
でもやっぱり少し逃げたい気持ちがあったから、あまり動かなくなった指でiPadを使いこの大麻とやらについて調べたこともあるにはある。あとは、自分の症状についてのリサーチ。耐えられない痛みなので、結構激しい鎮静剤や医療大麻を使う人が多い事実も知った。
こうやってずっと、痛みをどうコントロールしたらいいのかという事に、とらわれる日々が続いていた。きっと痛みに自分自身がすべて支配されていたんだろう。
母に自分が痛くて苦しすぎて死んでしまいたいという事を泣きながら話してしまった。
すると、母が
「あなたは、音楽が凄く好きだから、何か好きな曲でも聴いてみたら?iPadやそれに好きな曲とかいっぱい持ってるはずなんじゃないの?どうしたの?そうやって痛みの事から少し離れてみたら。」
と言った。
そこで、始めて自分が凄く音楽を聴くのが好きで、自分にとってはまる本当に気持ちいい音を聴くとただそれだけで幸せな気持ちになる。それで、いつも辛い時に何かを乗り越えて来たことをフッと思い出した。
自分にとって辛い時にどれだけ音楽が心の支えになって来たか
この時いろいろと思いだした。
痛みのせいでこんな事さえ忘れていた自分。
中学校時代、部活の顧問と喧嘩状態になった事がある
どうしてもピアノの発表会に専念したくて、他の部員に迷惑を掛けたくないからその発表会が終わるまでは自分は次の試合の選抜メンバーから外して欲しいと頼みに行った事が発端だ。この部活はかなり古臭い根性論の練習を行っていたので、ちょっと抜けた方がいいと考えた。
するとその顧問は、
「そんなくだらないもののために部員に迷惑をかけるな。お前のピアノの楽しみだけのために我儘が通じると思うのか。協調性のひとかけらもないじゃないか。音楽何てものに現を抜かすような奴はいらん。どちらか選べ!」
と私に言い放った。
でも、私にとってピアノは心の支えで苦しい時や悩みがある時に向かい合って時に自分の感情をぶつけたり、良い音に巡り合って幸せになれるような唯一の場所だ。
それで、この顧問の発言にカチンときた私は
「くだらないかどうか決めるのはあなたではなくて私です。私の中で、音楽の良さが分からないような人間にはついていけないです。それに音楽がいかに人生に必要かそんなこともわからない先生は正直、人生において損をしている人間だと思います。それだけは絶対に知っておいた方がいいですよ。なので、私は部活を辞める事を今決めました。もう今日から参加しないので宜しくお願いします。」
と言い放ち、部活を辞めた。
それぐらい、自分にとって音楽は大事な物だったしずっとそうだ。
ただ、こういう事が分からない人もいて一部の人からは引かれて友達が減ってしまった。でも、私は思った事を言って離れていく人間は自分と合わない人なのでしょうがないと思っている。
ちなみにこのあと、冷戦状態になりこの先生が自分の派閥と組んで報復してきて大変な目に遭った。しかもこいつはありえないくらい粘着質で卒業するまで嫌がらせを派閥と一緒に企ててきたのには本当にビックリする。いい大人がやることじゃないしただのイジメと思って気にしないようにして来た。
何が言いたいかというと私にとって音楽はそれほど大事な物であったはずなのに痛みの激しさでこんな事さえも忘れていたという事実。病気は心まで支配してしまうから恐ろしい。
母の音楽を聴いてみればというアドバイスで私は自分を思い出しそれから自分の好きな音楽を聴く日常を取り戻した。
それで、不思議な事に辛かったリハビリも乗り越えることができたし、ピアノがあったから指のリハビリも頑張れたし、今は病気になる前より不思議なくらいに全身の機能が上がっている。以前より指も動いて不思議な感覚だ。一度、死にかけて蘇ったからなのかもしれない。(ただ、調子に乗らないように自制しないといけないと思っているが)
嘘みたいな本当の話だが、本当に自分が気持ちいいと思う音を聴くと痛みも緩和されたり忘れるような瞬間があった。きっと痛みも脳で感じているから、神経伝達物質に作用しているんだと思う。音も波動で伝わるから当然の事かもしれない。
音楽を聴けば、潜在意識にある感情みたいな物に出会ったり、音からいろいろな物を感じて幸せな気分になる。それに様々な感情に出会えてありえないくらい最高の気持ちが良い瞬間に出会う時もある。
だから私は自分に合った気持ちいい音に
毎日出会う事が出来ればそれだけで幸せな人生を送れると思っている。
麻薬や酒がなくても音楽で十分に覚醒することが出来る事実。
それにひょっとしたら音楽でSEXに依存するリスクも下がるかもしれない。
音楽がドラッグ依存に苦しむ人間を助ける可能性はないだろうか。
だから、人生に苦しい時は音楽に真剣に向き合う事をお勧めしたい。
音を感じたり、演奏したりすればそれだけで脳と身体が本当に喜ぶからだ。
オーストラリアでは大麻を使用している人を結構見かける。
私のクラスメイトでも、充分見た目が健康そうなのに使用している人を見た。
何故、知っているかというと自分が一時でも使用してしまいたいと思って調べた経験があるからだ。
医療大麻の輸出大国であると同時に医者の許可があれば合法で大麻が使用できる国、オーストラリア。
それで救われる人もいるのかもしれない、
でも私はその前に音楽を勧めてみたいとも思う。
私自身の死にかけた経験に基づいた記事2つです!
お読みになっていない方はどうぞご覧下さい。
↓
discovery-australia.hatenablog.com
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