留学中グループワーク嫌いでした。
私はオーストラリアの大学で会計学を専攻した。オーストラリアの大学は評価基準でアサイメントと呼ばれる課題を提出する必要がある。この課題の成績配分が結構大きいので注意して取り組まないといけない。
これが結構な分量でる。私の通っていた大学では、キャンパスに出向いたり図書館に行ったりすると同じ専攻の人がなんか死にたくなってきた。人生がここで終わりだったら。。。と思うとか、辞めたいとか鬱っぽくなって呟いていた人も多かった。まあそのくらいに莫大な量の課題が出るって事。
これで脱落して、辞める人も多い。
論述式の物も数多くあり、何個も論文を書き上げているような錯覚に陥ることもある。その合間に会計学の技術的な課題もこなす印象だ。
それらの課題は量が莫大だけれど、前もって発表されるのでなんとか自分自身でタイムマネージメントが可能だ。辛いには辛いが私は別にしょうがないかと思いながらこなしていた。
正直、日本で理系学部にいた時の方がタイトなスケジュールでこなさなければいけない事が多かったし、ベンチャー創出プロジェクトにはまっていたので睡眠まで惜しんで同時進行でいろいろ取り組んでいたからオーストラリアの莫大な課題もさほど大したことないと思えたのかもしれない。
自分で時間の調整さえすれば、睡眠時間を確保できるからそれだけで能率上がって楽な気がした。
ただ私はどうしてもグループワークで取り組む課題が嫌いでした。
そもそも高得点をとろうと意識高く取り組もうとする人間はほとんどいない事が問題。
他の提出物も莫大にあるから、最初の意識ぐらいは高くキープしていないとどんどん手抜きをしたくなってくるのが人間だ。まあそれくらい量が多いから効率的にしようとするのは当たり前の話で、、
だから半分よりは高い点数を取ろうなんて最初から考えているとあっという間に合格点ギリギリになりかねないし、、
逆に最初から合格さえすればいいやと思っている人間なんかと同じグループになると地獄であっという間に期限に提出する事さえ難しくなるスケジュールに引きずり込まれたり、合格するか分からないレベルに引きづりこまれそうになる。
私は常に自分だけで取り組む課題は、高得点を狙うつもりでやってきた。そういう気持ちでいても、予定しない事をこなさなければいけなくなったり、他の課題に案外時間を取られてパフォーマンスが下がるなんて事は簡単に起こるから、気持ちだけでもそう思っていないと色々とやばいと考えていたからだ。
だけど正直、こういう風に考えている人は本当に少数しかいないんだと思う。
いつもグループワークの課題は、自分で取り組む課題の点数よりも低くなっていた。
これも評価に含まれるから、自分の成績に反映されて本当に迷惑でしかないと思う。
グループワークの嫌な要素を以下にまとめるとこんな感じ
1.スケジュール調整が上手くいかない
一人でもやる気がないメンバーがいるだけで、役割分担さえままならずどんどん課題に取り組む時間が減ってくる。
それに一人でもスケジュール管理が下手なメンバーがいるだけで、提出日前日になってもまだ終わらず提出前に確認する余裕さえなくなる。
相手していると大体は前日からの徹夜で、終わっていない部分を終わらすという事になる。
前々から気にして声を掛けていても問題のあるメンバーはずっと無視しているんだから質が悪い。
2.無駄なミーティング
20代前半の若い子達はSNSのコミュニケーションに慣れているので、直接時間作ってミーティングをしても、結局SNSをその場で使って対面式の会話はろくにしない場合も多い。
その場にみんながいるのに、Whatsapp(チャットするためのアプリ)やFacebookメッセンジャーを使ってほとんど会話しない場合もあった。。
一体何のために、時間割いてそこに集まったのか?
チャットだけで済ませば移動の時間が減るのにと思った。本当に非効率、、
だけど酷い科目だと、評価基準にミーティング議事録をとらないといけないのもあってそれが目的で集まる場合もあった。。
どうせ会っても同じだったらチャットでのコミュニケーションも記録として認められればいいのになんてちょっと考えてしまった。
3.チャットでさえ会話できない
ビックリしたのは、チャットでさえ会話できない人が増えている事。
みんなで取り組んでいるんだから、自分の担当している部分に責任を持った後にそれを理解して的確に相手に伝える技術を持っていないと無駄な文章の連打ばかりになる。
無駄な文章や意味不明な画像や絵で重要事項がほとんど埋もれてしまって会話にならない。
チャットに参加する事がグループワークと思っている人もいそうで本当に萎えた。
そういう人は何も自分では責任もって課題を進めていない。
しかもこちらが対話しようとして、重要な事を書き込んでも読解力や文脈読む力がない人が本当に多い事。
普通だったら、文脈から読み取ることができる事が解釈できない人がこんなにも沢山いるというのに驚いたし結構がっかりした部分。
今思い起こすとTwitter使っている時にくる変なクソリプやDMとかに感じる感情と良く似ている。
因みにこういう国語力ない人間はネットでも対面式でも会話能力が著しく低い場合が多くあまり差異がないなあと思う。
どこの国の人も対話力は相対的に落ちてるんだなあと感じてしまった。
私は自分の担当箇所の連絡と報告、提出のみと後はそれに対する質問にだけ答える事に決めてチャット自体をミュートにする事に決めた。
こんなのに相手していたら24時間奪われてしまうから、時間の無駄と思った。
4.プレゼンの評価
酷い科目だと、グループで行ったプレゼンの評価まで個人点に加算される。
他人のヘマとか服装規定がおかしいだけでこんな事されて不快極まりなかった。
グループ全体でみんなを高めあう事が重要。そうは言うけれど、ダメ人間にどれだけ前からフォローしたりいろいろ教えたってそもそもやる気なくて人の話を聞きたくないと思っているんだから改善の余地なし。
プレゼンの前にフォローしてあげたり、服装についての連絡を個別にメッセージしたり直接言ったりしてもそういう人のパフォーマンスは全く同じなんだから、それで自分の評価まで下がるなんて嫌な気分しか起きないし腹立つ。
書面でクレームだせる科目の時は、事務所にちゃんと提出してきたけれど別に結果は変わらず、、寧ろ微妙に損してホントむかついた。。
5.無駄な人間関係の構築
グループワークで一生懸命に会話してフォローしていたら、その後も頭の悪い人間に頼られてずっと付きまとわれて見つからないように逃げ続ける事になってしまった。
人に頼りながら、成績をパスしようと思っているので連絡もしつこい、、
(連絡先は速攻ブロックしてやったw)
課題が理解できないと捕まえては尋ねてきて答えを聞き出そうとしてくるから質が悪い。
論述式でこんなやつと関わったら、コピペされるのが目に見えていて危険しかない。。
因みに私の通っていた大学は課題提出は全てネット上で、他人と文章などかぶろうものならAIが検出するシステムがあって摘発される仕組みになっていた。
勉強だけできても、頭が悪くて人が良すぎるバカが良くこのシステムで摘発されて大学から注意を受けて下手するとショックまで受けて中退する過程まで見た事があって本当に何してるのかな?と不思議だった。。
いっくら成績良くても、こんな風に頭が使えない人間だと社会に出てから誰かに罪を擦り付けられそうだと思ってしまった。。苦笑
話がずれたが、頭が悪い人間にまで絡まれるきっかけを作るグループワークはホントに邪魔。
5.役割分担が均等ではない
最初に決めた役割分担が公平でも、やる気がない人はやらないし、おバカさんはとんでもない回答を準備してきたりする。
だからみんなでフォローが必要。
正直言って、いかに上手く逃げ切り無視するかがストレスレベルを下げるコツと思っていたw
ただ、無視した場合に他のメンバーで優秀な人がいない場合に課題自体が合格しなくなってしまう可能性まで秘めている。
だからやっぱり完全に無視する訳にもいかなくて、どうしても自分の担当部分以外まで取り組む事になる。
私、徹夜とかギリギリは嫌なのでなるべく前もって目星をつけてました。でもそんな事考える事態、非効率ってもんですよね。。
酷い人間だと、ほとんど何もやらずにグループにいるだけで点数を稼ごうとするクズもいます。人の迷惑を考えないタイプ。。そういう人に当たったら諦めて自分が自ら動くしかありません。マジでイラついていました。。
5つの項目を振り返っているだけで本当に嫌だったなあグループワークは、、という感情しか湧いてこないです。。
グループワークはいろんな人と話していてもどこの国の人でも真面目に取り組んできた人ほど経験者は嫌がっている人多いです。
大学側への評判や苦情が多いのか、グループでやっても個人でやってもどっちでもOKって感じの課題もだんだん増えてきていました。
だから私はストレスが嫌なので、個人ワークを選ぶようになりました。
多数の人数でやる事を想定しているから量もかなり多いけれど、、精神的ストレスがフリーの方を選んでしまいました。
肉体的なストレスをとってでも、精神を保ちたかったですw
ビデオアサイメントを一人でこなしたことが思い出です。
文献のリサーチ、構成、出演、演出、動画編集すべて一人で短期間でこなし本当に死ぬかと思いました。
でも最後に取り組む時は少し楽しくなってきて、調子に乗り編集や音楽の導入に凝り過ぎて、もっとシンプルにしても良いかもねと言われてしまいましたw
でも結果、一人でやったこれらのビデオアサイメントはめちゃくちゃ高得点でした。
やっぱグループワークは駄目だわ、、嫌いだったなあと再認識しました。
もし大学や専門学校でまじめに留学する予定や夢を持っている人は、このグループワークが最難関という事を頭に入れてどううまく立ち回るか考えておくべきと思います。
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