猫の手借りて、オーストラリア大解剖。

オーストラリアで体験したアッと驚く事、信じられない事実をシェアします!

伝染病隔離病棟に輸送された話。

 

私、西オーストラリア州で伝染病隔離病棟に輸送されたことあります。

 

と言ってもそんな事は知らずにただリハビリテーションするために専用の車両にお迎えに来てもらっていただけなのですが、この時の周りの対応が不信すぎたんです。

 

前もこのブログに執筆したのですが、この場所が私が3年間も尾行される原因となった場所。

 

なんのデーターも医師の説明もなく人体実験まがいの検査に協力するという条件付きでリハビリを受ける事ができると脅迫のような事を言われたので逃げ出した場所です。

 

その場所は、私が当時インフルエンザの後遺症で神経がやられ機能回復するためのリハビリをしていた時にリハビリテーション専門の病棟として紹介された場所Royal Perth,Rehabilitation,Shenton Park(Shenton Park Rehabilitation Hospital シェントンパーク・リハビリテーション・ホスピタル)。

 

この病院を紹介された時、話によればここはリハビリ専用の病院なので自宅に専門のスタッフを呼んでリハビリするよりも機能回復が早くなるから是非通った方がいいよとの話でした。

 

それに到底、他にはないような最新の設備があるよとの話、、だから私も直ぐに承諾しました。

 

でも着いて直ぐに違和感を感じたんです。

 

あれ?なんか建物古くない??って。

 

それに何か独特なものが漂ってる感じ。

 

それに建物の中に行くと、床なんかに染みなんかが残っていてかなりの古さを感じる。しかも木製の作りで、なんか独特の古いカビっぽい匂いがするような建物。

 

しかも普通の病院の作りとは全く違って、木造作りの細々とした建物がポツポツと放れながら点在している状態。

 

正直言って、なんかサナトリウムみたいだなと思ったんです。

 

森の中に囲まれたような場所にあり、どんよりとした雰囲気の木造づくりの家屋が点在。中庭には小さめの教会があり直ぐに祈れるようになっています。

 

それだけでも不審なのに、話に聞いていたのとは違って設備も普通のスポーツジムよりおそまつ。。

 

だから、利用者もほとんどいなく勤務前の医者がサクラとして利用している有様。

 

なんなんだ、ここは!?

 

という不信感が募ってきた矢先にありえない提案をされて逃げた私ですが、その頃はネット接続してiPad使える程度には手の回復が進んでいたのでざっくりとこの病院について調べてみたのです。

 

思った通りでここは伝染病隔離病棟として始まった歴史があった。

 

天然痘やポリオ、そしてスパニッシュフル(スペイン風邪)の流行時に使用、やはり感染症は一定の割合で私が経験したようにサイトカインストームのような炎症反応が起こり神経がやられリハビリが必要になる人間が当時からいたようで同時にこの場所がリハビリ棟として知られるようになったようなんです。

 

↓ここに詳しく載っています↓

Heritage Council of WA - Places Database

 

だけど嫌だったのが、この病院リハビリ専門と謳っていながら入院棟もあるようで、明らかに隔離が必要な人が入院している棟がある様子でした。

 

しかもその事に触れていないので、どこに隔離必要な人がいるか分からないし私を引率してくれたスタッフも知らないのか入院患者がいる近くの施設まで連れていかれる有様でした。

 

なので伝染病隔離病棟に輸送された事と同じなんです。

 

なんて経験をしたのかと今考えれば思います。何も移らなくて良かった。。。

 

私、ここに通う提案をされた時はかなり歩けるようになっていたのにも関わらず自分一人で歩く事を許されずに車椅子に乗せられてかなり不振だったのですが、感染させるとまずいと考えてしていたことなのかもしれないと今になって思います。

 

ここに連れてこられた時、リハビリ希望者はたったの私一人、、私が逃げたのでその後は誰も使用していないんじゃないかなと思っていました。

 

すると、案の定この病院は完全に移転されたという事が分かりました。

 

それと同時に、この場所を解体して新しい住宅地を作ろうという案が2016年に持ち上がります。どうも1100から1600もの居住地を建設するとか、、

 

thewest.com.au

 

どうもこの伝染病隔離病棟は過去の遺産として、保全しようとした人もいるようですが誰もいないガランとした病院を開けておいても使い道がないから開発の話がでても仕方ないのかもしれません。

 

最近また、コロナウイルス騒動からこの隔離病棟の事をふと思い出したりしました。

 

調べてみたらコロナウイルスのパンデミィックが始まり、あちこちの州でロックダウンを行っている最中の2020年に西オーストラリア州は正式にこの再開発にGOを出し、2022年の中ごろにはそれが終わると計画していたんです。

 

参考文献

www.miragenews.com

 

この頃いくら西オーストラリア州で患者数が少ないとはいえ、正式に認定された隔離病棟やウイルス専門対策病院、そして隔離対策施設もない状態。

 

既存の換気状態が悪くなるのは明白なホテル設備と教育不十分のスタッフを使った状態での隔離場所の確保を行っている裏で再開発が予定どうりちゃくちゃくと進んでいるなんてと少しがっかりしました。

 

現在、西オーストラリア州の医療現場はただでさえ機能不全、それなのに今までどうりごまかしながら他の州でも十分に問題になっているはずの既存のホテルでの隔離を使うなんていつか限界が見えないのかなと思います。

 

またクウォッカのような愛くるしい動物がいる自然豊かなロットネストアイランドを隔離場所に使う未来が来たら悲しいし、いっそのこと計画なんか中止して隔離場所として開放すれば良かったのになと思いますがどこのトップも何かおかしいですね。。

 

起こってから騒ぐなんて誰でもできる事で、何か事が起きる前に対処するのが利口な人間だと思うのですがそういう人間ではトップにつけないのでしょうか??

まあそもそもロットネストアイランドだって昔アボリジニ―の方たちがインフルエンザの大流行で大量に死んだ歴史がある場所なので、心無い頭のおかしい人はあまりそんな些細なこと気にしないのかなと思います。

 

そこが伝染病隔離の場所って知らずにあちらこちらにそんな場所があったら嫌ですね。

 

 

 

つけられて追い回される面白い経験した話。

↓                  ↓

discovery-australia.hatenablog.com


 

 

 

 

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